ファーウェイは2017年10月10日、5.15型のディスプレーを搭載するSIMロックフリースマートフォン「honor 9」を発表した。背面のダブルレンズカメラや、光の屈折で見え方が変化するガラスボディーのデザインなどが特徴。これまでhonorシリーズは楽天モバイル限定販売だったが、この機種は楽天モバイルに加えてイオンモバイル、IIJmio、NTTコムストア by gooSimsellerの計4社を通じて販売する。10月12日発売で、実売価格は5万3800円。

ファーウェイの5.15型SIMロックフリースマートフォン「honor 9」
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 背面は15層のレイヤーをガラスで覆い、光の屈折でさまざまな模様が浮かび上がる仕組み。左右両端には丸みがついていて、手になじみやすくなっている。本体色はブルー、グレー、ブラックの3色で、ブラックは楽天モバイル限定。

フルHDのIPS液晶搭載で明るく見やすい
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背面は、光の屈折で様々な光り方をする
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 背面のダブルレンズカメラは、2000万画素のモノクロカメラと1200万画素のカラーカメラで構成されている。両方の情報を組み合わせることで、暗い場所でも鮮やかで滑らかな写真が撮れるなどのメリットがあるとしている。食べ物をおいしそうに写すフードモード、一眼カメラのようなボケを生かした撮影ができるポートレートモード、フォーカス位置を撮影後に調整できるワイドアパーチャなど、多彩な撮影機能を備える。

モノクロカメラとカラーカメラを搭載する
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 そのほか主なスペックは、5.15型ディスプレーの解像度はフルHD(1920×1080ドット)、プロセッサーはKirin 960、メモリー(RAM)は4GB、ストレージは64GB、インカメラは800万画素のものを搭載。USB Type-C端子を備え、付属のACアダプターによる急速充電に対応。ディスプレー下部のホームボタンは指紋センサーを兼ねている。

 同様にモノクロカメラとカラーカメラのダブルレンズカメラを備える同社スマートフォンとして、「P10」(実売価格5万8000円前後)と「P10 Plus」(実売価格6万9000円前後)がある。これらP10シリーズとスペック、カメラ機能ともに非常に近い機種だが、ファーウェイではhonor 9は価格が安く、デザインや最新ガジェットに注目する若者向けであり、販路をオンライン販売に限定することで差異化できるとしている。

 発表会では呉波(ゴ・ハ)日本・韓国地域デバイスプレジデントにより、10月16日にドイツ・ミュンヘンで開催されるイベントで次期フラグシップ機「Mate 10シリーズ」を発表し、年内に日本でも発売することが語られた。AI機能対応プロセッサー搭載のモデルで、アップル「iPhone X」やサムスン「Galaxy Note 8」などのライバル製品になるとみられる。

呉波(ゴ・ハ)日本・韓国地域デバイスプレジデント(中央)は、販売するNVMO事業者を増やしたことについて「ファーウェイブランドのひとつとして、honorシリーズの販売を強化したい」と述べた
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(文/湯浅英夫=IT・家電ライター)