スマホと組み合わせて使う「探し物発見器」に新製品が登場。Bluetoothが届く範囲外になっても位置が通知されるクラウド検索機能が特徴だ
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 スマホで探し物の場所が見つけられる「探し物発見器」の進化が着々と進んでいる。米TrackRが2017年10月4日に発表した「TrackR pixel」は、コイン型の発見器本体にLEDを新たに搭載することで、音と光で場所を通知できるように工夫した。スマホのBluetoothの電波が届かない状況でも、ほかのTrackRユーザーが近くを通ると落とし主に現在の位置情報を通知するクラウド検索機能も備える。「ユーザーが増えるほど落とし物が見つかりやすくなる」という特徴を訴求し、日本での普及を狙う。

 実売価格は1個入りパッケージが2980円(税込み、以下同)、3個入りが5980円、5個入りが8980円と、複数個入りのパッケージほど割安にした。発売は10月4日。カラーは全8色を用意する。

1個入りのパッケージ。3個入りや5個入りのパッケージも用意する
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LED搭載で光でも通知できるように改良、クラウド機能は発展途上

 基本的な機能は、2016年11月に発売した「TrackR bravo」(実売価格は3500円前後)を継承する。Bluetoothで接続したスマホのアプリ上で探したいTrackRを指定すると、TrackRからブザーが鳴ってありかを教えてくれる仕組み。TrackR pixelでは、本体にLEDを内蔵し、光の点滅でも知らせるようになった。アラームの音も大音量化し、騒がしい屋外でも認識しやすくした。反対に、TrackRのボタンを押すとスマホから音楽が流れ、「自宅でスマホをどこかに置き忘れた」という場合にも対処できる。

コイン型の円形ボディーを採用するTrackR pixel。楕円形の透明な部分はボタンになっており、押すとスマホから音が鳴ってありかが分かる仕組み
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バッテリーは充電池ではなくコイン型電池を採用するので、充電の手間なく使える。電池はおおむね1年程度は持つという
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 直径は26.2mmと100円玉に近いサイズで、従来モデルのTrackR bravoよりもいくぶん小型になった。厚さは5.6mm。付属のストラップでキーホルダーなどに付けるだけでなく、サイフやカバンに入れるのも容易だ。付属の両面テープを使えば、テレビのリモコンなどに貼り付けられる。バッテリーはコイン型のリチウム電池(CR2016)を使用しており、充電の手間なく使える。バッテリーが消耗する前にスマホにアラートを出す機能も持つ。

 スマホとはBluetoothで接続するので、TrackRがBluetoothの電波が届かない範囲にあると通知はできなくなる。その欠点を補うのが、TrackR独自のクラウドロケート機能だ。TrackRを使っているほかのユーザーが自分のTrackRの近くを通ると、バックグラウンドで動いているスマホアプリがTrackRの位置を検出し、TrackRの持ち主に位置情報を通知してくれる。

TrackRの特徴といえるクラウドロケート機能の概念図。TrackRを使っている人が運よく忘れ物の近くを通りかかると、その人のスマホ経由で現在地が持ち主に通知される仕組み
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クラウドロケート機能は、周囲にTrackRのユーザーがいなければ意味をなさない。日本でも都市部を中心にユーザーが増えており、徐々に使える機能になっているという
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 TrackRの担当者は「クラウドロケート機能のおかげで、これまで世界では200万回も探し物が見つかった」と語る。ユーザーが増えるほど落とし物が見つかりやすくなる仕組みだが、ユーザーが少なければ意味をなさない。日本でも徐々にTrackRのユーザーが増えているとはいえ、いざという時にこの機能が実用的に使えるのはもっと普及してからになりそうだ。