ミラーレス一眼のエントリー機となる「EOS M100」。撮影性能を上位機種並みに引き上げつつ、性別を問わず似合うデザインに一新した
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 キヤノンがミラーレス一眼「EOS M」のラインアップを強化する。2017年8月29日に発表した「EOS M100」は、シリーズのエントリーとなる入門機。最新の撮像素子や画像処理エンジンを採用して画質やオートフォーカス性能を高めるなど、基本性能を上位モデルと同等に引き上げた。手軽な操作で高画質な撮影が楽しめる小型軽量モデルとして、入門者に売り込む。

 実売価格は、ボディー単体モデルが5万4000円前後、標準ズームレンズが付属するEF-M15-45 IS STM レンズキットが6万9000円前後、標準ズームレンズと22mmの単焦点レンズが付属するダブルレンズキットが8万3000円前後、標準ズームレンズと望遠ズームレンズの2本が付属するダブルズームキットが9万2000円前後。発売は、いずれも10月上旬の予定。

本体はとてもコンパクト。ファインダーは搭載しておらず、背面液晶を見ながらの撮影となる
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 EOS M100は、入門者があまり使用しない装備をカットすることで、大幅な小型軽量化を図っている。EVF(電子ビューファインダー)は搭載せず、後付けにも対応しない。クリップオンストロボなどを装着する上部のアクセサリーシューも省き、背面のチルト式液晶は下方向へのチルト機構を省略した。

 その代わり、撮像素子や画像処理エンジンは上位機種「EOS M5」「EOS M6」と同じものを採用し、画質や撮影性能を高めた。撮像素子は有効2420万画素のAPS-C型CMOSセンサーで、画像処理エンジンは最新のDIGIC 7を搭載。デュアルピクセルCMOS AFによる高速オートフォーカスにも対応する。感度は最高ISO25600。連写はAF追従で4コマ/秒、AF固定で6.1コマ/秒と、上位機種と比べて連写速度のみ抑えられている。

 スマホとの連携機能も強化した。Bluetoothによるスマホとの常時接続機能を搭載しており、カメラをカバンに収納したまま撮影した写真をスマホに転送できるようになった。スマホのGPS機能で得た位置情報をカメラで撮影した写真に付与するGPSモバイル連携機能は、カメラのレリーズに合わせて位置情報をBluetoothで自動送信する機能を新たに加えた。

背面液晶は上方向に180度開くので、液晶を見ながらの自分撮りができる。液晶はタッチ操作に対応する
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モードダイヤルは3ポジションのみのシンプルなタイプとなる。アクセサリーシューは搭載しておらず、クリップオンストロボは使えない
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 カラーバリエーションはブラック、グレー、ホワイトの3色。さまざまな色や模様が施された9種類のフェイスジャケットを用意し、着せ替え感覚で雰囲気を手軽に変えられるようにした。フェイスジャケットはキヤノンオンラインショップのみの取り扱いで、直販価格は4500~6000円。EOS M100の購入者先着2万人に対し、フェイスジャケットをプレゼントするキャンペーンも用意する。

カラーバリエーションはブラック、グレー、ホワイトの3色を用意する
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ブラックモデル。キットモデルにはブラックのレンズが付属する
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グレーモデル。キットモデルにはシルバーのレンズが付属する
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別売のジャケット「ボーダーイエロー」を装着したところ。直販価格は6000円
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こちらは「ボーダーブルー」のジャケット。直販価格は6000円
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(文/磯 修=日経トレンディネット)