APS-C型のCMOSセンサーを搭載した「D7500」。小型軽量化と低価格化を図りながら、画質は上位モデル「D500」と同じに仕上げた
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 ニコンは2017年4月12日、APS-C型のCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「D7500」を発表した。撮像素子や画像処理エンジンなどの主要パーツは最上位モデル「D500」と同じものを採用しつつ、小型軽量化や低価格化を図った。画質やハンドリングのよさを求めつつ買いやすい価格にした中級機として、従来モデルからの買い替えを狙う。

 予想実売価格は、ボディー単体モデルが14万8000円前後、ズームレンズ「AF-S DX Nikkor 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」が付属する18-140VRレンズキットが18万5000円前後。発売は6月の予定。

D500と同等の画質を確保しつつ、小型軽量化と低価格化を図った

 D7500は、2015年3月に発売した「D7200」の後継モデル。連写速度や連続撮影枚数、高感度画質、メニューの分かりづらさ、ボディーの重さなど、D7200ユーザーが不満に感じていた点を中心に改良した。背面液晶はチルト式に変更したうえ、タッチパネルも採用。動画撮影は、新たに4K画質に対応。SDカードスロットは、D7200ではデュアルスロットを採用していたが、D7500では標準的なシングルスロットに簡略化した。

 撮像素子の画素数は有効2088万画素で、有効2416万画素だったD7200よりも画素数を落とした。D7200のユーザー調査で、画素数に不満を感じている人がいなかったため、画素数を抑える代わりに連写速度や高感度性能を高めたという。常用感度はISO100~51200で、拡張時はISO164万まで対応する。

ボディーはD7200から一新し、グリップを握りやすくするなどの細かな改良が図られた。4K動画撮影に対応したのが注目される
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 ニコンは、APS-C機のフラッグシップとなるD500を2016年4月に発売したばかり。D500は、速写性能や耐久性の高い金属製ボディーなどが高く評価されているが、フルサイズCMOSを搭載した一眼レフ「D750」よりも大きく重い。ボディー単体の実売価格も23万円前後と、フルサイズのD750(19万円前後)よりも高価だ。D7500は、写真ファンが求める画質や撮影性能をD500と同等にしつつ、ボディー素材や装備をある程度割り切ることで小型軽量化や低価格化を図った。

(文/磯 修=日経トレンディネット)