2017年3月14日、中古スマホの販売や買い取りを実施している事業者8社が発起人となり、中古スマホ市場の健全化や認知度向上を図る業界団体「リユースモバイル・ジャパン」(RMJ)を立ち上げた。格安SIM人気を背景に中古スマホ市場が成長を続けるなか、「個人情報が漏れるのでは」「買い取り価格が分からない」といった不安で使わなくなったスマホを手放さない人は多い。買い取り価格の明瞭化や個人情報保護体制の整備などで消費者の不安をぬぐい、中古市場の認知度向上や活性化を目指す。

中古スマホを取り扱う携帯市場やゲオモバイルなどの事業者8社が、中古市場の認知度向上や活性化を目指す業界団体「リユースモバイル・ジャパン」(RMJ)を設立した
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 中古スマホは「端末を買うだけでいつでも気軽に機種変更できる」という点が評価され、格安SIMと組み合わせてゲームや音楽などを楽しむ2台目用途で使う人が増えている。フィーチャーフォンも、大手キャリアはラインアップが急速に減っているが、中古品ならば過去に販売された多くの製品から選べる。「これまで使っていた機種と同じケータイが欲しい」という要望で来店する人も多く、中古ショップがフィーチャーフォンユーザーの駆け込み寺のような存在となっているそうだ。

 毎年右肩上がりで取扱数量が伸びている中古スマホ市場だが、事業者の想定よりも伸びは緩やかだという。個人情報の漏洩を恐れ、使わなくなったスマホやケータイをリユースするという意識が一般消費者の間で盛り上がらず、処分することなく自宅で眠ったままにするケースが多いことが要因だという。「買い取り価格が分からない」「キズや汚れを理由に不当に安く買いたたかれそう」「買い取った端末のデータを消去しないまま販売し、個人情報が漏れないだろうか」など、中古ショップに対する不安感も利用を敬遠する要因になっている。

中古市場は右肩上がりで10年以上伸びているが、一般層への浸透はまだまだ道半ばとみる
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 状況を改善すべく、リユースモバイル・ジャパンでは中古品の平均買い取り価格を毎月Webサイトで開示し、データ管理のガイドラインを策定するなどの取り組みを実施。中古スマホの認知度向上や利用拡大を目指す。