国内最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ(TGS)2016」の開催概要が2016年2月23日に発表された。今年は、9月15~17日の4日間、千葉・幕張メッセで開催。特別協力にドワンゴが名を連ねる。ネット動画配信などのコンテンツを強化して、来場できないファンや関係者に向けた情報発信を充実させるなど、新しい施策にも取り組む予定だ。

 TGSは昨年で過去最多の出展社数を記録。今年は20周年記念となる。TGSを主催するコンピュータエンターテインメント協会(CESA、東京新宿)の岡村秀樹会長は冒頭のあいさつで、「CESAとTGSにとって節目となる20年目を迎え、ゲーム業界はさらにジャンプアップしていきたい。今までの枠にとらわれない最先端技術のプレゼンテーションの場として、ユーザーとコミュニケーションする場として、TGSは大きな可能性を秘めている」と述べた。

 一方、TGSの責任者でもあるCESAイベント委員会の辻本春弘委員長は、「これまでTGSでは展示するゲームプラットフォームとして、家庭用ゲーム機やパソコンだけではなく、携帯電話やスマートフォンなども取り入れ、マルチに展開してきた。このことが出展者のビジネスチャンス拡大につながった」という。

 その上で、TGSがさらに飛躍するためには、「ゲーム業界で起きている3つの変化が鍵になる」と辻本委員長。3つの変化の1つめは、リアル店舗の有無にかかわらず、ネットにつながったゲーム機にゲームを直接販売できるようになったこと。2つめは、仮想現実(VR)のような新技術がゲーム機に実装され、新しいタイプのゲームソフトの開発が進んでいること。3つめは、e-Sports(ゲーム競技会)のような新しい体験が根づき始めたこと。これらによって「ゲームソフトメーカーのビジネスチャンスは一層広がっていく」と辻本委員長は話した。

 また、TGSを共催する日経BP社の長田公平社長は、こうした飛躍への可能性をさらに広げるためにも、「国際化を一段と進めていくことが使命だ」と力を込めた。昨年のTGS2015は、出展した480社の過半数となる246社が海外企業。「TGSの国際化を促進するために、2016年はシンガポール、ベトナム、ポーランド、インドのゲーム業界と日本のゲーム業界を結びつける商談会を実施するなどして、パイプを強化したい」(同社長)と語った。

(写真/稲垣純也)

主催者あいさつをするCESAの岡村秀樹会長
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CESAイベント委員会の辻本春弘委員長
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日経BP社の長田公平社長
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東京ゲームショウ2016 開催概要

名称: 東京ゲームショウ2016(TOKYO GAME SHOW 2016)
会期: ビジネスデイ 9月15日(木) 16日(金)、
     一般公開日 9月17日(土) 18日(日)
会場: 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
主催: 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
共催: 日経BP社
後援: 経済産業省(予定)
特別協力: ドワンゴ
入場料(一般公開日): 一般(中学生以上)=前売券1000円(税込み)/
     当日券1200円(税込み)
     子供(小学生以下)=無料
東京ゲームショウ公式サイト: http://tgs.cesa.or.jp/