NECプラットフォームズは2018年2月1日、個人ユーザー向けの無線LANルーター2製品を発表した。注目は、SIMロックフリーのモバイルルーター「Aterm MP01LN」で、実売価格1万2000円前後の普及価格帯モデルとなる。3月1日発売で、MVNO経由で販売するほか、大手量販店の店頭で単品でも販売する。

NECプラットフォームズのSIMロックフリーモバイルルーター「Aterm MP01LN」。小型軽量でAPN設定不要なのが特徴
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格安SIMでインターネットに自動接続

 MP01LNの特徴は、まずクレジットカード程度の平面サイズで重さ約71gというコンパクトなボディーだ。NECプラットフォームズでは、ブロードバンド(LTE、WiMAX2+)対応モバイルルーターとして最小・最軽量としている。また、SIMロックフリーの機器ではSIMカードの事業者に合わせてユーザーがAPN設定と呼ばれる設定作業をしなくてはならないのが一般的だが、この作業が不要なのも特徴で、SIMカード挿入して電源を入れると自動でインターネットに接続できる。あとは、インターネットに接続したいパソコンやスマートフォンをMP01LNに無線LANで接続すればよい。

 通信速度は受信最大150Mbps、送信最大50Mbpsで、LTEのみ対応で3Gには対応しない。バッテリー駆動時間はWi-Fi通信時で約10時間、ボタンを押すとすぐ起動する休止状態で約900時間となっている。表面の小型ディスプレーは電波状況やバッテリー残量などを表示するのみで、タッチによる操作などはできない。

 同社が発売中の実売価格2万5000円前後(単体で購入する場合)の「MR05LN」に比べると、対応バンド数や通信速度などのスペックでは劣るが、実売価格が1万2000円前後と安いことや、軽量コンパクトで女性ユーザーの小さいバッグやポーチに入れて持ち歩きやすいこと、APN設定が不要ですぐインターネットに接続できることがメリットとなる。

 NECプラットフォームズによると、モバイルルーター全体の市場は伸びてるという。その中でも、格安SIMカードを使って、難しい設定作業抜きで簡単にインターネットに接続したいライトユーザー、例えば自宅で固定回線を使わずにインターネットを利用したい人や、外出先でスマートフォンのバッテリーを消耗するテザリングを使わずにパソコンをインターネットに接続したい人などがターゲットになる。

11acとギガビットイーサ対応の低価格ルーター

 もう1つの新製品は、IEEE802.11ac対応の無線LANルーター「Aterm WG1200CR」。2ストリーム(アンテナ数が2x2)の低価格モデルで、一人暮らしの人や中継機として使いたい人に向くとしている。低価格ながら最大通信速度1000Mbpsの有線LANポートや、スマートフォンなどの端末の位置を検知してそこに電波を集中させるビームフォーミング機能を備える。WPS対応の無線LANルーターから、SSIDや暗号化キーなどのデータを引き継いで乗り換え作業を簡単にする機能も備える。2月8日発売で、実売価格は5000円前後。

NECプラットフォームズのIEEE802.11ac対応の2ストリーム無線LANルーター「Aterm WG1200CR」
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(文/湯浅英夫)

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