音質の高さを売りにするアップル初のスマートスピーカー「HomePod」。米国などでは2月9日に販売を始めることを発表したが、日本は残念ながら販売時期未定のままとなった
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 米アップルは2018年1月23日(現地時間)、2017年6月に開催したWWDC17で「音楽の楽しみ方を再発明する」と発表した同社初のスマートスピーカー「HomePod」を米国などで2月9日から販売すると発表した。米国での価格は349ドル(約3万8500円)。

 まず売り出すのは米国、英国、オーストラリアの3カ国で、フランスとドイツでは春から販売を開始する予定。WWDCの時点では、日本での販売時期に関する言及はなかったが、今回も残念ながら時期未定のままとなった。

 HomePodは、AIアシスタント「Siri」を搭載したスマートスピーカーだが、音楽再生用のスピーカーとして不満なく使えるよう音響性能を高めたのが特徴。7つのツイーターと6つのマイクを円周上に配置し、設置した部屋の状況を自動認識して各ツイーターの再生音量などを調節することで、どのような環境でも最高のサウンドを楽しめるようにした。重低音を出すウーファーも備える。2つのHomePodを並べ、それぞれを連携させてステレオで音楽を楽しむ機能も備える(後日、アップデートにより対応)。音質のよさを前面に押し出し、既存のスマートスピーカーとの差異化を狙う。

 アップルが提唱するスマートホーム機器の規格「HomeKit」に対応したIoTデバイスを音声でコントロールする機能もあり、ワイヤレス照明「Philips Hue」などを制御することも可能。

HomePodは、スペースグレイ(左)とホワイト(右)の2色を用意する
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上部のLEDは、iPhoneでSiriを実行した時のようにゆらゆら光る
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円周上に7つのツイーターを搭載。設置した場所に応じてそれぞれのツイーターの音量などを調整し、どのような環境でも自然に聞こえるようにした
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上部には重低音を増すウーファーを備える
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米国での価格は349ドル(約3万8500円)と、AmazonやGoogleのスマートスピーカーと比べると高価だ
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高性能のWi-Fiスピーカーとスマートスピーカーを両方そろえるよりは安上がりで済むことを訴求する
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 日本での販売は未定となっているのは残念だが、アップル初のスマートスピーカーがいよいよお目見えするのは注目できる。海外版スマホの輸入販売を手がけるアキバの中古スマホ店などでは、日本での販売を待たずにHomePodが入手できる可能性がある。

(文/磯 修=日経トレンディネット)