パネルディスカッション
本当に大切なものは奈良に

 松村和歌子さん、松本伸之さんが加わりパネルディスカッションはスタートした。

 奈良は古来より寺と神社が共存共栄してきた歴史がある。その中でも藤原氏の氏寺・氏神社であった興福寺と春日大社の関係は深く、明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の時期を乗り越え、国宝・重要文化財を守ってきた。松本氏は、「世界的に見ても戦乱などで破壊されず当時の状態で現存するのは珍しい」と指摘し、羽田さんは、「日本人は本当に大切なものは少し隠れた所に保管するので、奈良には多くの貴重な美術品が残っているのだろう」と話した。

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 奈良公園の内には、春日大社、興福寺、東大寺、新薬師寺が当時とほとんど変わらない姿で残っており、神仏習合(しんぶつしゅうごう)の都“奈良朝”を感じる事ができる。また、春日大社創建1250年の今年は、奈良国立博物館で特別展「国宝 春日大社のすべて」が開催され、普段は公開されていない国宝・重要文化財を見ることができるため、奈良の魅力を体感する絶好のチャンスだと松村さんは話す。羽田さんは、奈良には懐かしさや人々の平安の祈りを感じるそう、「東大寺の大仏建立には当時の日本の人口の半分以上が関わったと言われるので、日本人のDNAにふるさととして組み込まれているのでは」と話した。

 京都へ都が移された後も、南都と呼ばれ時代を超えて日本人のふるさととして愛された奈良を訪れたくなる内容のパネルディスカッションは、盛況のうちに幕を下ろした。

鑑賞中に肩こり治療

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 本イベントは、パナソニックの高周波治療器「コリコラン」を装着しながら鑑賞することができ、多くの来場者が体験した。高周波による血管拡張、血行促進が肩のコリを治療するとあって、2時間の公演後に肩の上がり具合を測定した体験者は、その効果のほどに驚きの声を上げていた。

舞と芸術の夕べ
開催日時:2018年2月16日(金)
開催場所:観世能楽堂(GINZA SIX 地下3階)
主催:日経おとなのOFF
協賛:JR東海 / 鈴乃屋 / パナソニック