多くの人にとって、人生で最も高価な買い物になる「家」。成功させるコツは、家を建てることを目的にするのではなく、建てた家を道具として、自分だけでなく家族や仲間と過ごす時間を「どう楽しむか」考えることだ。そんな家づくりを提案しているのが、自然派個性住宅のBESS。「住む」より「楽しむ」、ここがスタートになるという。

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 1986年に最初のログハウスを世に送り出してから、BESSは無垢(むく)の木をふんだんに使った家での自然寄りで、おおらかな暮らしを提案してきた。家は、人が自然体で毎日を過ごす空間であり、自分らしい生き方を楽しむための道具だと、BESSは考える。

 使い込むうちに、無垢の木に囲まれた空間は人になじみ、愛着が深まり、手入れをすることさえ楽しみの一つになっていく。便利で快適な家を嫌う人はいないだろう。ITやスマートライフなど、現代社会はどんどん便利になるけれど、人間がもともと持っている力を生かして暮らすこと、からだを動かし、五感で感じ、自然体で便利すぎる世の中とバランスをとってみる。そんな暮らしを提案しているのがBESSというブランドだ。

 そんな思いが形になったログハウスは、例えば、敷地いっぱいに建てるのではなく、「小さく建てて大きく暮らす」つくりになっている。室内は、空間を細かく仕切らないシンプルなつくり。廊下やデッドスペースを極力減らし、土間、玄関、リビングがゆるやかにつながり、1階と2階も吹き抜けで一つに。部屋ごとの役割を決めるのではなく、家自体を一つの空間ととらえ、さらに開放感あるデッキや庭によって外の世界ともつながっていく。

 ひょっとしたら、大きな吹き抜けやロフト、広いデッキに「無駄が多くないか?」と感じるかもしれないが、無駄は「ゆとり」でもあり、それがあるからこそ、遊び心を思う存分働かせ、自分らしいスタイルで暮らしを楽しめるのだ。自分好みの家に育てられるのも、「ゆとり」を大切にしているから、だろう。

広々とした土間が家の内と外をつないでいるBESSの家。「外とつながった暮らし」を大切に、自分の手で「育てたくなる」家でもある
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「家は道具」であり、どう使って、どんな暮らしをつくりあげるかは住む人次第。BESSのログハウスに暮らすと、人を招いて「集まる暮らし」がしたくなるようだ
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 BESSの家が描く世界観を理解するには、全国43カ所に展開されている展示場を訪れるのが最もわかりやすい。展示場に一歩踏み入れた瞬間、「住む」より「楽しむ」という感覚を体験できるだろう。木の香りや肌ざわり、上を見上げれば大きな吹き抜けや天窓、開放的な高い天井……。そんな、少し非日常性を感じられるその空間に身を置くと、不思議とおおらかな気持ちになる。まるでそこに暮らしているかのようにゆったりとした時間が流れ出す。きっと、自分と家族、そして仲間たちを迎えて過ごす、笑顔あふれる暮らしが想像できるはずだ。