「通信SIM入りヘッドホン」が次の流れに?

 近未来的な予想としては「スマートヘッドホン」の時代の到来を予想しておこう。

 Google Home・Amazon Echoといった音声アシスタントの機能を、自宅でしか使えないのは物足りなくないだろうか。そこで2018年のブレイクに期待したいのが、音声アシスタント機能に対応し、スマホ不要でも使える「スマートヘッドホン」だ。

 実はスマホ連携という形であれば、同様の機能に対応したデバイスが出始めている。ボーズはGoogleアシスタント搭載の「QuietComfort 35 wireless headphones II」を2017年11月下旬に発売。Amazon Alexa対応の完全ワイヤレスイヤホン「The Dash Pro」も日本で発売が始まっている。ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia Ear」も同じカテゴリの製品だ。

ボーズのGoogleアシスタント対応ヘッドホン「QuietComfort 35 wireless headphones II」
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独BRAGI社の「The Dash Pro」はAmazon Alexaに対応
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 僕が予想しているのはさらに一歩先だ。現在、音楽をストリーミングで聴くには、スマホの通信回線を使って、Bluetoothを経由してイヤホンやヘッドホンで聴いているが、これは過渡期のスタイルだろう。ヘッドホンが直接ネットに接続して音楽を聴けるのが、「スマートな音楽機器」としてあるべき姿だ。

 ヘッドホンほどのサイズがあれば本体にSIM機能を搭載するスペースもある。単体でSIM機能を搭載して単体で携帯電話回線に接続でき、音声アシスタントも直接使えるのが「スマートヘッドホン」だろう。すでにクラウドファウンディングにはスマホ不要でSIMカード利用可能な「Vinci」のような製品が存在する。グーグルやアマゾンといった大手企業の参入への期待も高まる。

クラウドファウンディング「kickstarter」で販売中の「Vinci」
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SIMカードが挿入でき、単体で定額音楽配信も音声アシスタントも利用可
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(文/折原一也)