木本さんと奈津子さんの老化とにおいを調べる

 家電セミナーが一番盛り上がったのは後半、ヘルスケア家電のパートだった。安蔵さんは、腕に着けておくと活動量や睡眠状態、心拍数をリアルタイムに計測し、スマホアプリで確認できるfitbitの活動量計「Fitbit Alta(フィットビット・アルタ)」から紹介した。

 これに反応したのは木本さん。木本さんは、3年前にテレビ番組の企画で受けた健康診断で、不摂生な生活から「血液年齢は60代、寿命はあと9年」と言われた。それを機に、ライザップのトレーニングに通っているという。「ライザップのトレーナーにも心拍数を意識しろと言われてる。体組成計で筋肉量や体脂肪量はチェックしているけど、こういうのも着けた方がいいんやろな」(木本さん)。

 木本さんは3年間もライザップに通い続けているのだから、さぞかし今は健康だろう。奈津子さんだって美しい見た目の通り、体も若々しいはず――ということで、お2人には、シャープライフサイエンスのAGEsセンサ「RQ-AG01J」を試してもらった。

木本さんと奈津子さんが「RQ-AG01J」で体内の老化物質「AGEs」を測定
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 これは、老化物質の1つ「AGEs(エージーイー、最終糖化産物)」が体内にどれだけ蓄積しているかを測る機器。従来は血液を採取しないと分からなかったが、RQ-AG01Jでは指先を測定部分に挿入するだけでAGEsの量が計測できる。

 まずは奈津子さんから。年齢などの情報を入力し、RQ-AG01Jに指先をセットして数十秒で測定が完了する。その結果は、B評価、同年代100人のうち57位という数字だった。「微妙ー」と言って笑う3人。

 続いて木本さんが計ってみると、なんとA評価、100人中16位の好成績だった。「芸人としてはこういうとき高くないと笑いが取れないんだけど……うれしい! 運動しているってすごいね!」と満面の笑みを浮かべた。後でシャープの担当者に聞いたところ、「A評価はめったに出ない。きっと運動や食生活の改善でAGEsが消えたんですね」とのこと。ライザップのトレーニングは非常にきつく「サボることばかり考えている」(木本さん)そうだが、その効果が出ているのかもしれない。

 木本さんが健康なのは分かったが、においはどうだろう。木本さんも46歳。“オヤジ臭”がしてもおかしくない年齢だ。そこで安蔵さんが紹介したのがコニカミノルタの「KunKun Body」だ。頭や耳の裏、脇、足などにかざすと、汗や加齢臭、ミドル脂臭、それらによる総合的なにおいを測定、スマホアプリで数値を確認できる。

 「実は人に嫌がられるにおいというのは、加齢臭よりも、30代から出てくるというミドル脂臭だそうですよ」と安蔵さんが説明。木本さんの頭のにおいを測定したところ、総合的なにおいの評価は87/100という高い数字だった。「これは恥ずかしい!」と手で顔を覆った木本さん。「でも、欲しい。こうして数字で見せられると、自分のにおいに気づけるよね」と効果を実感していた。奈津子さんが「女性も欲しいです。女性は男性より背が低いので、頭のにおいは気になるんです」と話すと、会場ではうなずく女性来場者が何人も見られた。

「KunKun Body」で頭のにおいを測定する木本さん
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 さまざまな家電で「可視化」の効果を知った木本さん、奈津子さんと来場者のみなさん。安蔵さんは「スマホが普及し、連携させられるようになったことで、メーカーも開発しやすくなった。データを可視化する家電はこれからも増えるのではないか」と結んだ。

(文/平野亜矢=日経トレンディネット)