気がつけばおひつのごはんもあっという間に…

 変化に富んだ味わいでありながら、どれもがそれぞれにごはんを呼ぶおかず3品。さらには、甘辛い味わいの奥に潜んだ渋みと香ばしさがあとを引く茶葉の佃煮など、ごはんのお供も大充実で、気が付けばおひつのごはんもあっという間に完食。全体を振り返った里井氏は、「全体にバランスがよく、味、食感も変化に富んで最後までおいしく楽しめました!」と感想を述べた。

さて、このおいしいおかずと出会うのはどこのお米か
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 「一つひとつのおかずもごはんに合うのですが、組み合わせることで何十通りものおいしさで新米を楽しめるメニューになりましたね。最後に『えん』さんならではのだし茶漬けをどういただくか、作戦を考えながら食べるのも楽しいんです。たとえば天ぷらを少し取っておけば、サクサクとした食感がお茶漬けのいいアクセントになる。みんなで『私はこう食べる』『私はこう』とわいわい言いながら楽しんでいただけるのではないでしょうか」(里井氏)

 おかずと一緒に楽しむという今回の試みについては、「たとえば白いごはんだけをおにぎりにして味わうと、どうしても甘みがあってモチモチした食感のお米に人気が集まりがち。でも、あっさりとしておかずとケンカしないのが持ち味というお米もありますから」と里井氏。渡辺氏も、「最近は全国のいろいろな地域でいろいろな素晴らしいお米が作られています。おかずと合わせたときのおいしさについても改めて感じてもらえれば」と、メニューに込めた思いを語った。

 「ごはんがすすむ 京のおかず御膳」は、「えん 自由が丘店」にて、2017年12月9日(土)~2018年1月5日(金)までのランチタイムに提供(1日20食限定)。価格は1480円(税込み)だが、「他のランチメニューと比べても断然お得」と店長も太鼓判を押す内容だ。ごはんは「米のヒット甲子園」の大賞米をおひつで提供し、おかわりも可能。ちなみに炊飯は、協賛企業である象印マホービンの重厚な南部鉄器の内釜を備えた炊飯器で行う。最上位機種の炊き味を体験する機会はなかなかないなか、「豪快にかき回して」炊いた味わいを体験できるのも楽しみだ。

(文/木村康子、写真/近森千展)