キャベツをタイミングよく食べて完食を目指せ

 メガカツカレーは、ライスもルーも約600g。これは、普通サイズのカツカレー(500円)の3倍の量だが、価格は390円アップしただけ。圧倒的なコストパフォーマンスを誇るメニューなのだ。

 ライスとルーで1.2kgもあると、途中で食べ飽きるのではないかと危惧するところだが、付け合わせの千切りキャベツが“いい仕事”をしてくれる。カレー一色に染まった口の中をリフレッシュさせてくれるし、カツとの相性も抜群。キャベツをタイミングよく食べて完食を目指したい。

決して小さいわけではないが、ご飯の量があまりにも多いため存在感が薄いとんカツ。カツは売り切れ御免のため、営業時間後半には品切れの場合も
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完食の手助けとなる付け合わせ3種。米は、契約農家から仕入れている茨城県産のコシヒカリを使用している
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鶴のひと声で誕生したメガ盛りのカレー

 目黒区総合庁舎内のレストランは、企業や官公庁などの食堂の運営などを行う昭和イーティングが15年ほど前から手がけている。業務部の塚本静香さんにメガカレー誕生の経緯をうかがった。

 「弊社代表の『安くて満腹になるメニューを提供したい』というひと声がきっかけでした。どのようなメニューがいいか社内で検討したところ、『大盛りメニューにするならとことん大盛りにしよう』と決まり、出来上がったのがメガカレーでした」(塚本さん)

 このメガカレー、同社が運営する別の区役所内の食堂では以前から提供されており、すでに人気の定番メニューだったらしい。それを受けて、目黒区総合庁舎内のレストランに投入されたのは2017年のこと。ところが、あまりのボリュームのために食後に動けなくなってしまうと、庁舎に勤務する職員には意外に人気がないのだとか。

 「今ではメガカレーを注文されるのは、ほとんど外部の方ですね」(塚本さん)