バンダイナムコエンターテインメントは、9月21日のビジネスデイに行ったステージイベント、「HTML5新プラットフォームタイトル発表会 稲村亜美の新フォーム神ヒット祈願!!」において、来春よりサービス開始を予定している、HTML5対応の新作4タイトルを初めて公開した。
本イベントのゲストとして登場したのは、「神スイング」でおなじみの稲村亜美さんとパンサーの3人組で、司会はキクチウソツカナイ。さんが務めた。稲村さんがゲストに招かれたのは、「神スイング」によって新作タイトルがヒットするようにというゲンを担ぐためで、ご本人によると本発表会のために新たな「神スイング」を練習してきたという。
早速、稲村さんはバットを握ると、なんと本来の右ではなく左打ちで構えたのでこれにはビックリ。往年の王選手のような一本足打法で、パンサーの尾形貴弘さんにケツバット(※筆者注:もちろんバットはプラスチック製のおもちゃ)をすると、スクリーンには無事に(?)に野球ゲーム、「ファミスタ」のホームラン映像が流れた。
開発タイトルのサプライズ発表も
新作タイトルの説明役は、バンダイナムコエンターテインメントのゼネラルマネージャー兼BXD代表取締役社長の手塚晃司氏。同氏によると、HTML5を使用するとインストールしなくてもすぐにゲームが遊べるようになる。いろいろな音や動きをつけるなど、よりリッチなこともできるようになるとのことだ。そして注目のローンチタイトルは、『ドラゴンボールZ ブッチギリマッチ』『プロ野球 ファミスタ マスターオーナーズ』『アイドルマスター』の3タイトルであることを初めて明らかにした。
『ドラゴンボールZ ブッチギリマッチ』は、手塚氏によるとスマホ用ゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』に近いバトルが楽しめるゲームであるとのこと。アニメのような美しい映像も特長で、SNSを介してフレンドに助けを求めたり、孫悟空をバトル中に進化させるシステムなどが搭載される予定だ。
『プロ野球 ファミスタ マスターオーナーズ』は、プロ野球選手の実写カードが登場する野球ゲーム。プレーヤーは選手カードをたくさん集めて育成し、プロ野球チームのオーナーになりきって遊ぶことが可能で、「ファミスタ」シリーズでおなじみの、「ぴの」などのオリジナル選手も登場するそうだ。
アイドルマスター総合プロデューサーの坂上陽三氏からは、HTML5版『アイマス』は完全新作であるとの注目の発言が飛び出した。残念ながら映像や音声の公開は一切なかったが、どうやら次回作では新たなアイドルたちが登場することになりそうだ。
さらに、アニメ『金色のガッシュベル!!』のHTML5対応ゲームも、現在鋭意開発中であるとのサプライズ発表もあった。本作も残念ながら、「本の力を利用して、術を使いながら戦うところを再現したい」(手塚氏)というコメント以外に、詳細は一切明かされなかった。
また手塚氏によると、これらのタイトルと連動して遊べる、シリアルコードなどが付いた商品の発売や、サードパーティーからの新作リリースも計画中とのこと。来たる2018年は、HTML5対応ゲームの続報にもぜひ注目したい。
(文・写真/鴫原盛之)