「金融機関なんてATMで現金を引き出す以外に付き合いがない」という人は多いはず。だが、銀行や証券会社のサービスが続々とスマホに対応し、いつでも手元で金融サービスが受けられる時代になった。しかも、たいていのサービスは無料で、現金の移動などに伴う手数料がお得なことも多い。フィンテックと呼ばれる金融ベンチャーが開発したサービスなら、これまで縁遠かった投資もスマホで簡単にできる。この連載ではお手軽&お得な最新の金融サービスを紹介しよう。

●連載の構成
 この連載は全部で5回。お得生活のベースとなるインターネットバンキングの申し込みから始まって、家計簿、貯金、投資(投資信託と株の購入)と順を追って最新の金融サービスを解説していく。投資となると元本割れなどのリスクもあるので、実際に挑戦するかどうかは慎重に検討してほしい。
・コンビニATMでお得! ネットバンキングに申し込もう【今回】
[家計簿編]マネーフォワード(マネーフォワード)
[貯金編]自動貯金サービス「finbee」(ネストエッグ)
[投資編1]ロボ・アドバイザー「投信工房」(松井証券)
[投資編2]スマホ証券「One Tap BUY」(ワンタップバイ)

振込手数料だけでなくコンビニATMの手数料もお得に

kikuo / PIXTA(ピクスタ)
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 残高照会に振り込みなど、銀行のATMや窓口にお世話になる機会は意外と多い。最近はATMの数が増えたり、コンビニにもATMが置かれているので、気づいたときに残高照会などができるケースも多いだろう。だが、給料日などは引き出しや振り込みでATMに長い行列ができてうんざりすることもしばしば。そもそも、「ATMに行っている時間もない!」というビジネスパーソンもいるはずだ。

 そこで、残高照会や振り込みなどをいつでも手元のスマホからできる体制を整えよう。それには、各行が用意しているスマホアプリ(以下、銀行アプリ)を使うのだが、銀行アプリから残高照会などを可能にするには、あらかじめ各行のインターネットバンキングに申し込んでおく必要がある。

 各行のインターネットバンキングのサービス名は、「○○○○ダイレクト」となっていることが多い。三菱東京UFJ銀行なら「三菱東京UFJダイレクト」、三井住友銀行なら「SMBCダイレクト」、みずほ銀行なら「みずほダイレクト」といった具合だ。

 インターネットバンキングには、スマホから残高照会や振り込みができる以外にもたくさんのメリットがある。例えば、振込手数料。これは窓口やATMと比べて大幅に安くなる。同行あて振り込みであればたいていの場合無料だ。また、大手3行はコンビニATMでの引き出し手数料を無料にする条件にインターネットバンキングへの申し込みを挙げている(下表)。

●コンビニATMの手数料が無料になる条件例
三菱東京UFJ銀行 月3回まで 「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」の口座で三菱東京UFJダイレクトに契約し、預金残高30万円以上など
みずほ銀行 月4回まで 「みずほマイレージクラブ」に入会、インターネットバンキング、またはインターネット残高照会の初回登録と、預金残高30万円以上
三井住友銀行 月4回まで※ SMBCポイントパックに加入し、Web通帳に申し込むなど
※2017年10月から月3回に変更