「鉄道好き」で知られるホリプロのマネジャー・南田裕介氏。当連載では南田氏の手ほどきをうけながら、アナウンサーの安田美香氏が鉄道のいろはについて学んでいく。今回は人気鉄道イベントの物販コーナーから、鉄道グッズの最新事情に迫る。

 2018年4月28~29日、幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2018」。そこで行われたイベント「向谷実Produce!超鉄道」は今回で7回目を迎えました。なかでも人気なのは、鉄道各社が自社の鉄道グッズを販売する「鉄道縁日」なる企画。今年は静岡鉄道、大井川鉄道、JR九州、東京メトロ、阪急電鉄・阪神電気鉄道、京阪電気鉄道、JR東日本リテールネットの7社が出展しました。

 南田氏いわく、ブースを巡るだけで鉄道グッズのトレンドが見えてくるとのこと。「今の鉄道グッズは鉄道好きに向けたマニアックな商品と女性や子どもを意識した商品に二極化している」(南田氏)そうで、ここ数年は雑貨や文房具など、鉄道好きでない人でも欲しくなるようなかわいいグッスも増えているとのこと。商品開発の担当者に女性を起用し始めた会社も多いそう。南田氏と実際にブースを巡り、気になった鉄道グッズを紹介します。

車内ドアや運転席も販売!

 まずは東京メトロのブースから。「銀座線1000系 1/80HOゲージ(鉄道模型)」は、小さなつり革や椅子など、その精巧な作りを堪能できます。初期タイプと最終タイプの2種類がありました。

「銀座線1000系 1/80HOゲージ(鉄道模型)」(税込み9万7200円)。200台限定、シリアルナンバー入り
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 鉄道車両停車時に動き出さないようにするため、車輪とレールの間にかませる「手歯止め」は手に持つと積み木のような感触。実際に使用されていたものなので汚れていますが、その分味があります。また解体時に車両から取り外した「網棚」も長さ違いで2種類販売されており、売り場でも人気でした。また、つり革も販売されていましたが、優先席用のつり革は数が少ないため、完売していました。

「手歯止め」(税込み500円)。持つと手が真っ黒になりますが、それも味があります
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「網棚」(税込み500円)も人気。長いものも短いものも価格は同じ
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 続いて静岡鉄道のブースへ。ここではなんと、2017年に引退した1002号の運転席と車内ドアが販売されていました。現物は会場にはなく、静岡まで取りに行くのが条件とのこと。「リビングに調和するかどうかを検討してから買ったほうがよさそう」(南田氏)。また、運転士がドアを開閉する際に使用する「車掌スイッチ」は車両の乗務員室内に設置されていたものを取り外して販売しています。南田氏いわく「スイッチは固いので、押すのにはかなり力が必要」とのこと。

2017年に引退した静岡鉄道の1002号の運転席(税込み1万円)と運転席の車内ドア(税込み3万円)。車内ドアは約30kgもあるそう
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車掌スイッチ(税込み1万円)
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