スマホはiPhone、パソコンはMac、仕事先にはiPadを持参し、移動中はAirPodsで音楽を聴いているけど「別にアップル好きじゃないです」と言い張るライター伊藤朝輝がつづるアップルライフ。今回は、アップル製品に関する3つの都市伝説を検証する。

【検証1】蓋付きケースは本当に画面から落ちるのか

(イラスト/伊藤朝輝)
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 以前、アップルストアに行ったとき、サポートスタッフが「手帳型のケースに入れたiPhoneって、落としたときに画面が先に着地するんですよ」と言っているのを聞いてしまった。画面割れの修理に対応している現場の人が自信たっぷりの口調で言った言葉だけに説得力がある。しかし、「感覚的には分かるけど、どうしてなんだろう?」とも。気になって仕方がないので、まずはこれを検証してみた。

 検証方法は、手帳型ケースに入れたiPhoneを実際に落とし、その様子をスロー動画(240fps)で撮影して、落下の瞬間を確認するという明快なもの。落とすの嫌だけど。

 手帳型ケースは2種類を用意した。蓋を磁石で固定するタイプ(A)とスナップボタン付きのベルトで固定できるタイプ(B)だ。ちなみにAのほうが素材がやや薄い。

 先述のスタッフは「蓋がパタパタするケースは特に危ない」と言い、蓋を閉じて固定できる手帳型ケースを勧めていた。やはり蓋が空いた状態で落とすのが良くないと思われるので、今回はどちらもあえて蓋を開けた状態で試している。

 落下の様子がはっきりと分かるように、落とす高さは2mにした。現実的にはこの高さから落とすことは多くないだろうが、傾向を見るための実験なのだから良しとしてほしい。

 ケースの蓋を開き、画面を上にしたiPhoneを天井に接触させた状態で手を離す。これを各ケースで10回ずつやってみた(動画あり)。参考のためにバンパーを装着したiPhoneも同じように落としてみた。

検証のために用意した手帳型ケース。磁石で蓋を固定するタイプ(A)、ベルトとスナップボタンで蓋を固定するタイプ(B)
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ケースの蓋を開き、画面を上にしてiPhoneを天井(高さ約2.3m)に接触させた状態から手を離す
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iPhone側を下にして落ちる様子。画面が完全に下を向いた状態で落ちることもあり、画面が割れる確率も高そうだ

 結果としてはiPhone側が確実に先に着地し、サイドを直撃することが多かった。画面が下を向いた状態になることもあり「画面から落ちる」は間違いなさそうだ。

 蓋の部分が羽子板の羽根やバドミントンのシャトルのように、iPhoneを下向きで安定させる効果があるのではないかと想像しているものの、これ以上は追求し切れていない。とにかく、手帳型ケースを置くときは蓋を閉じて固定しておいたほうがいい。