“低価格”で選ぶ

■アンダー1万円の完全ワイヤレス新定番

GLIDiC(ソフトバンクセレクション)
SoundAir TW-5000
実売価格:9860円

・スコア:4.5点
・重さ:右4.6g、左4.6g 充電ケース35.2g
・再生時間:3時間(専用ケースで2回強充電可能)
・防水機能:なし
・対応コーデック:SBC、AAC

 「GLIDiC」は、スマホの周辺機器としてイヤホンを多数発売しているソフトバンクセレクションのブランドだ。そのラインアップの1つ「SoundAir TW-5000」は、量販店で購入できる国内大手ブランドの完全ワイヤレスとしては安い、実売1万円以下の価格が魅力。落ち着きあるコンパクトなパッケージで、女性向けのXSサイズを含む4サイズのイヤーピースが付属する。

 iPhone 8とペアリングして音楽を聴き込んでみると、J-POPの音源を聴いても中高域がクリアでボーカルがピシャリと立つサウンド。中域の音情報の引き出し方も十分なレベル。低音はやや引き締めつつ量感も一定量確保しており、多くの人に好まれるサウンドづくりが徹底している。イヤホン本体のボタンが多機能ボタンとなっていて、Siriの呼び出しや音量調整に対応していることも、低価格ながらこだわりのポイントだ。

 細かな点だが完全ワイヤレスながらワンセグ音声の著作権保護技術SCMS-Tに対応。携帯電話キャリアでもあるソフトバンクらしい配慮だ。安くても随所にこだわりが光り、サウンドも良好。低価格でも良くできた、まさに“定番”と呼びたいモデルだ。

装着しても耳からあまり飛び出さず、黒いボディーが見た目にスタイリッシュ。落下防止の構造はないが、耳には自然にフィットする
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本体ケースはコンパクトで持ち運びやすい。ケースがマグネット仕様でイヤホンを近づけると吸い込まれるようにセットできるのが爽快
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■今や完全ワイヤレスもドンキで買う時代へ

情熱価格(ドン・キホーテ)
DZBES-100-D-RE
実売価格:6458円

・スコア:3.5点
・重さ:右4.7g、左4.7g 充電ケース31.3g
・再生時間:2.5時間(専用ケースで5回充電可能)
・防水機能:なし
・対応コーデック:SBC、AAC

 まさか、あのブランドから完全ワイヤレスが……! と驚きだったのが、ドン・キホーテの情熱価格ブランドの「DZBES-100-D-RE」。実売価格6000円程度というのは、昨年の“ドンキ4Kテレビ”に次ぐインパクトだ。

 日本の量販店なのでパッケージはもちろん日本語表記(ちなみに製造元はウィルコムとある)。イヤーピースはシリコン製4サイズに加えて低反発ウレタン製も利用でき、遮音性と装着性どちらを優先する人にも合う。

 iPhone 8とペアリングして音楽を聴き込んでみると、サウンドは決して情報量バリバリの緻密なタイプではないが、低音の厚みはボリューム感がたっぷり出ているし、ボーカルも癖なく一定の水準で聴ける。完全ワイヤレスではないワイヤレスイヤホンの6000円クラスと比較しても、悪くないと納得できるレベルだ。

 アラを探してしまうとバッテリー駆動時間2.5時間は短いとか、見た目がちょっとチープといったところはあるが、決定的にダメなところが見つからないというのも事実。これで十分という考えもアリだろう。

ボディー全体が耳の内側に丁度かかり、落ちにくい
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充電ケースが小型で携帯性は抜群。初回取り出し時は自動で10秒間のペアリングモードになる
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(文/折原一也)