人気アイテムとなっている完全ワイヤレスイヤホンだが、店頭には多数の製品が並んでいて選ぶのも大変だ。そこで、失敗しない選び方とおすすめ製品をAVライター折原一也氏が紹介する。

 2016年冬にアップルの「AirPods」が登場して以来、ワイヤレスイヤホン選びのなかで「完全ワイヤレス」(トゥルーワイヤレス、左右分離、左右完全独立などの呼び名もある)が選択肢に入ってくるようになった。昨年一年間に日本で発売された完全ワイヤレスイヤホンは20機種以上にもなる。もう“完全ワイヤレスだからすごい”と単純にもてはやされる段階は終わり、当たり前のものになりつつある。

もはや当たり前になってきた完全ワイヤレスイヤホン。選ぶときは、まず自分の使い方を考えよう
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 では、今から完全ワイヤレスイヤホン(以下完全ワイヤレス)を選ぶなら、何を基準に選べば良いのだろうか?

 スタンダードな選び方は予算別・価格別だが、今の完全ワイヤレスには予算と音質以外にもバッテリー駆動時間、防水機能、向いている利用シーンなどさまざまな基準があるため、単純に価格だけで選ぶのはおすすめしない。

 僕が推奨するのは、完全ワイヤレスを、いつ、どんなスタイルで使うかをハッキリさせることだ。

 たとえば通勤・通学の列車のなかで使うのなら“ノイズキャンセリング”対応がいい。新幹線など長時間の移動が多いなら“バッテリー駆動時間”で選ぶのがベストだ。ランニングや水泳などに使うなら“スポーツ向け”を選んだうえで、その中で心拍数を測れるアシスト機能や防水機能などで絞り込んでいくべきだろう。もちろん、手軽に音楽を聴くだけなら“低価格”で選ぶのも当然アリだ。

 今回、実機を用意して検証したのは上の4つの利用シーン・購入目的を考えてピックアップした全8モデル。検証は基本的に僕の私物のiPhone 8と接続して行った。

 なお、各製品のスペック表に付いているスコアは、各機種のサウンドや特徴、価格のコスパまで踏まえた上で、レビュアー折原の独断と偏見で付けた5点満点の総合評価。その機種が“どれだけ買いか”を示すものとして参考にして欲しい。