日経BPnet セカンドステージに「くるまのわざ」として連載していたものを再編集して掲載しました。初出は2008年1月17日です。記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。

小型車のメジャーになるべき意欲を見せたモデル

第三代目にあたるダイハツ・シャレードGTti。最初の「5m2カー」といっていた初代と比べるとひと回り大きく、丸やかなスタイリングになった
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 広く各メーカーのモデルを採り上げようという主旨もあって、ダイハツの小型車、シャレードを解説する。ダイハツの小型モデル、そのスタイルを思い起こせなくとも、「リッター・カー」「5m2カー」といったキャッチは、或いは記憶のどこかに引っかかっていたりする。

 初代シャレードは1977年にデビューした。それ以前は1960年代後半にトヨタと業務提携し、当時のパブリカやカローラのボディシェルを利用した小型車を生産販売していた。しかし、全体としては「軽」ブランドとしてのダイハツという印象の方が強く、小型車はシャレードでふたたび独自性を打ち出したのだった。

 ここで採り上げるのは、第三代目にあたるシャレード。それまで質実剛健、経済性、コンパクトであることを前面に打ち出した初代、第ニ代目に対し、クラスのなかではひと回り大きなサイズを主張するなど、小型車のメジャーになるべき意欲を見せたモデルであった。