日経BPnet セカンドステージに「くるまのわざ」として連載していたものを再編集して掲載しました。初出は2006年10月12日です。記事の内容は、執筆時点の情報に基づいています。
トヨタ・ソアラはラグジュアリーなパーソナル・クーペというポジションを先取りしたモデルとして、トヨタの意欲が感じられるものだった。これは最初のマイナーチェンジ後の姿
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 昨今の国内の話題の大きなひとつは「レクサス」ブランドの進出であろうか。そのレクサス・ブランドの個性派がSC430だ。いうまでもなく、新たにレクサス・ブランドに組み込まれた、ラグジュアリー・クラスのパーソナル・クーペ、元トヨタのソアラである。

 このソアラというクルマ、いまから四半世紀前に誕生したときはいろいろな興味深いコト、モノが詰め込まれた、ひと味違う注目すべき1台であった。モノとしての注目点を先に述べるならば、それまで2.0Lというのを大きな区切りとしていた国産車で、2.8L、DOHCエンジン搭載の本格的グランツーリズモという新カテゴリーに投入されたこと、シャシーから新設計だったこと、エレクトロニクスを積極導入しわが国で初めてすべてディジタル表示のメーターパネル採用、空調等を強化し大きなリア・クウォータ・ウィンドウを固定式にしたこと、トヨタにとって初のプレスドア採用などの新機軸が加えられていた。