エンジンは直列4気筒DOHC16バルブにターボ・チャージャーを加えたもの。インタークーラー付は205PSの大パワーを誇った
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「史上最強」を謳ったスカイライン2000ターボRS

 スカイラインにとって6代目に当たるR30系が登場したのは1981年8月。それより2カ月遅れて注目すべきスカイラインRSの登場をみる。それは1983年にターボ・チャージャーを付加することにより、スカイライン2000ターボRSとなって「史上最強のスカイライン」を謳うのである。

 「RS」系のエンジンは、直列4気筒DOHC16バルブのFJ20E型エンジンが搭載された。もちろん「RS」専用のエンジンで、外観は赤く塗られたカムカバーをはじめとして、いかにもパワーを強調するもののようにみえた。パワーは150PS。かつての「GT-R」の160PSには及ばなかったが、軒並み排出ガス対策のためにパワーを失い2Lクラスのエンジンが115PSなどという時代に、よく健闘していた、というべきだろう。エンジン自体も、高回転高出力を目標においた構成になっている。つまり、鋳鉄のブロックにアルミのヘッドを組み合わせ、かつてよりも進んだコンピュータ解析による高剛性の本体に、ペントルーフ形の燃焼室を持ち、バルブ駆動もチェーンや慣性の生じるタペットなどを用いず、直動式のバルブを採用している。ダブルのバルブ・スプリングも高温の耐久性に優れたシリコン・クロム線を使うなどして、当時としては異例ともいえる 7500r.p.mというレブリミットを許している。

 これにターボ・チャージャーを付加した「史上最強・・」は190PS、さらにインタークーラーを加えた最終型は205PSをうたっていた。

憧れの「GT-R」は赤い地の「GT」エンブレムがシンボルだった。それを真似て「RS」のエンブレムも赤が入れられた
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