2018年6月期の中間決算では売上高が前年同期比36%増、営業利益が25%増と経営指標がプラス方向に転じたグリー。ブラウザーゲームの消費落ち込みが下げ止まり、スマホ向けゲームアプリが複数ヒットするなど、事業環境は好転している。加えて、自社IPの『釣り★スタ』をNintendo Switch向けタイトルとして開発することを発表したり、ゲーム運営やカスタマーサポート事業を切り出した子会社が順調に成長したりと、事業の幅を拡大中だ。

 スマホアプリ事業の「Wright Flyer Studios」を統括する荒木英士取締役、モバイルゲームプラットフォーム事業「GREE Platform」を統括する小竹讃久取締役、「ポケラボ」の社長も務める前田悠太取締役――グリーのゲーム事業のキーパーソンといえる3人に、それぞれの事業分野の2018年の戦略を聞いた。
(聞き手/渡辺一正、写真/稲垣純也)

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●荒木 英士(あらき・えいじ、左) 取締役 上級執行役員。2005年、慶應義塾大学環境情報学部在籍時代に、複数のスタートアップの創業に参加。事業売却後、大学を卒業し、4人目の正社員としてグリーに入社。事業責任者兼エンジニアとして、PC向けGREE、モバイル事業、ソーシャルゲーム事業(『踊り子クリノッペ』など)、スマートフォン向けGREEなどの立ち上げを主導した後、2011年、米GREE International, Inc.の設立に参画。2013年9月に日本に帰国し、グリー取締役に就任

●小竹 讃久(しの・さんく、中) 取締役 上級執行役員。2000年、慶應義塾大学大学院理工学研究科を卒業後、博報堂に入社。営業部門に所属し大手携帯キャリア、大手ポータルサイトなどを担当。2008年11月、グリーに入社し、プロモーション業務や広告事業に従事するかたわら、プラットフォーム事業拡大のための開発パートナー開拓に注力。2011年4月、執行役員 マーケティング事業本部長に就任。2013年9月、グリー取締役に就任

●前田 悠太(まえだ・ゆうた、右) 取締役 上級執行役員。2006年、武蔵工業大学大学院工学研究科(現:東京都市大学大学院工学研究科)を卒業後、ジャフコにて主にIT・モバイルセクターのベンチャー投資・育成に従事。2009年7月、ポケラボに入社し、取締役CFOとして経営管理部門を担当し、組織づくりからアライアンス、事業推進まで幅広く従事。2011年12月、ポケラボ 代表取締役社長に就任。2013年9月より、グリー 取締役を兼務。弁理士