『モンスターハンター:ワールド』の大ヒットで2018年の幕を開けたカプコン。同作は、カプコン史上最速のペースで、世界での出荷本数が600万本を達成した(関連記事:辻本Pに聞く 新作『モンハンワールド』は何がすごい?)。2017年は『バイオハザード7 レジデント イービル』でも話題に。好調の裏で、経営面においても辻本春弘社長は着々とデジタル戦略を進める。さらにゲーム業界最大のテーマでもあるeスポーツについても、普及とその先の事業展開について思索を巡らせる。まさに「進化するゲームビジネス」を地で行く辻本社長に今年の展開とeスポーツの将来について聞いた。
(聞き手/酒井康治=日経トレンディネット、写真/稲垣純也)

●辻本春弘(つじもとはるひろ): カプコン 代表取締役社長 最高執行責任者(COO)1964年、大阪府生まれ。大学在学中よりアルバイトとしてカプコンで働き始め、機器の修理などの現場業務の経験を積む。1987年、大学卒業と同時にカプコンに入社。当時の新規事業だったアミューズメント施設運営事業の立ち上げに参加し、業界ナンバーワンの高収益ビジネスモデルの確立に貢献。1997年には取締役に就任し、以後は家庭用ゲームソフト事業の強化に注力。常務取締役(1999年~)、専務取締役(2001年~)を経て、2004年からは全社的構造改革の執行責任者として、コンシューマ用ゲームソフト事業の組織改革(開発・営業・マーケティングを一体化した組織への改革)、海外事業の拡大などに携わる。2006年に副社長執行役員となり事業全体を統括。2007年7月には創業者である父・辻本憲三(現、代表取締役会長最高経営責任者(CEO))から社長職を引き継ぎ、代表取締役社長 最高執行責任者(COO)に就任し、現在に至る
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