今や世代・性別を問わず、日常生活と切っても切れないSNS。それだけに誤った使い方や世間を騒がせるトラブルがあふれている。本コラムではSNS事情に精通したITジャーナリストの鈴木朋子氏が、最近のトラブル事例やSNS活用にまつわる誤解などを分かりやすく解説。それらを反面教師とし、安心・安全にネット社会を生き抜くための自己防衛術を指南する。

いつの間にかヤバイ「SNSおじさん」になっているかも(写真:つむぎ/PIXTA)
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「SNSは若者のもの」なのか?

 皆さんはSNSを使っていますか。「あまり好きじゃない」という方でも、LINEやTwitter、Facebook、Instagramの4大SNSの中で、どれか1つはアカウント登録をしているのではないでしょうか。

 総務省が発表した「平成29年版 情報通信白書」によると、スマートフォンの普及に伴いSNSの利用も増加しているとのこと。2016年におけるLINE、Facebook、Twitter、mixi、Mobage、GREEのいずれかを利用している割合は、20代は97.7%、40代が78.3%、50代が60.8%という調査結果が出ています。鉄道の運行情報やニュースを知るために、家族との連絡手段として、友人と近況をシェアするために――スマートフォンでいつでもどこでも人とつながれるSNSは、生活と切り離せないものになっていますね。

 一方で、「いいね」欲しさに道を踏み外してしまう「バカッター」と呼ばれる人や、SNSでの人間関係に疲弊してしまう「SNS疲れ」といった現象も生まれています。最近では、現実社会でも起こっている世代間格差がSNSでも発生しており、若者から「Facebookおじさん」「LINEおじさん」などと揶揄(やゆ)されることも増えてきました。

 筆者は10代からおじさんまで、幅広い年代のSNSを日々チェックしています。確かに年齢によって使い方は少しずつ異なります。でも、「SNSは若者のもの」なんて誰が決めたのでしょう。「おじさんだっておばさんだってSNSを楽しんでもいいじゃない!」と、筆者は胸を熱くするわけです。

 とはいえ、若者と摩擦を起こしていてはオトナがすたります。知らぬ間に、あなた自身が彼らから疎まれている恐れだってあります。となれば、若者が「SNSおじさん」に抱く思いを知っておいても損はないでしょう。どんな意見が挙がっているのか、まとめていきます。