全分野共通、旨味・甘み・濃厚・コク

 全ジャンルに共通して登場するワードが「旨味・甘み・濃厚・コク」だ。確かに、料理人の方から日本は「旨味の文化だ」とか、多くの人から「甘みのある料理をおいしく感じる」という話をされることがよくある。「濃厚」と「コク」は厳密には違うのだが、それぞれが使われている料理ジャンルを見ると非常に類似性が高いため、同じような意味合いとして使われていそうだ。

テイストで探すとどうなる?

 さて、ここまでのところ和食、中華、洋食それぞれにおける欲求の特徴と、ジャンル横断で共通する欲求が見えてきた。では、今度は逆にテイストで探すとどういった結果になるのだろうか。下記は「あっさり」「辛い」「濃厚」のそれぞれのワードが頻出する料理ジャンルのランキングだ。

「あっさり」「辛い」「濃厚」に頻出する料理ジャンル
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 見て分かる通り、料理の発祥地の幅がかなり広がっている。「あっさり」には韓国、ベトナム、イタリアなど20位までで9カ国、「辛い」は8カ国、「濃厚」には7カ国もの料理が含まれている。さらにラインナップもなかなかバラエティに富んでいるのではないだろうか。

 例えば和食によく使われている「あっさり」には、和食以外の冷麺、フォー、サラダ、冷やし中華、塩ラーメン。中華によく使われている「辛い」には、トムヤムクン、グリーンカレー、ガパオ、キムチなどが含まれる。これだけ幅広いと、あなたの食べたい気分にマッチする料理が見つかるのではないだろうか。