この記事は「nikkei BPnet」に2015年2月10日に掲載された「[番外編]リピーターがひっきりなしの店」を転載したものです。内容は基本的に掲載日時点のものとなります。
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専門誌「商業界」編集長の笹井清範さんが、面白い店があると連れて行ってくれたのが、僕の自宅の最寄り駅にある「手羽矢」(行徳店)である。昨年の8月に開店したのだが、行く機会がなかった。飲食店経営アドバイザーとして知る人ぞ知る中島孝治さんが経営する店である。居酒屋経営、というよりビジネスのコツをいろいろと教えてもらった。

 随分前に僕があるWeb媒体に書いた記事に共感したとのことで、「商業界」の編集長・笹井清範さんから「ぜひ会いたい」との連絡があった。仕事の話なので、こちらから編集部まで出向くつもりだったのだが、帰り道にあるということで、僕の住む行徳に立ち寄ってくださった。夜7時の待ち合わせなので、当然(?)飲みながらの打ち合わせである。

今回誘ってくれた「商業界」編集長の笹井清範さん
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 僕と会う前にかなり事前調査をしてくださったようだ。名刺交換も済まないうちに、「森川さん、やきとりの記事も書いてますよね。面白い店があるので行きませんか?」と言う。そこで、ご一緒したのが、「手羽矢」行徳店。昨年の8月1日にできたのだが、今まで入る機会がなかった。

 店内に入ると、社長で飲食店経営アドバイザーの中島孝治さんが出迎えてくれた。かねてからの知り合いである笹井さんがわざわざセッティングしてくれていたのだった。

[番外]の理由(わけ)

 あっという間に注文したドリンクとお通しが出てきた。お通しのあら大根は、期待の持てる味わい。手羽矢では、お通しはお代わり自由だ。なぜ、こんなことが可能なのかは、後で説明する。

お通しはお代わり自由
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 あまりの品数の多さに、「ここはやきとり屋なんですか?」という聞いたところ、名前の通り手羽先が「ウリ」の居酒屋であり、やきとりにはあまり力を入れていないとの答え……。

「すがれたやきとり屋」の紹介に始まり、曲折しながら原点を見直したりもしたこの連載である。とはいえ、「やきとりに力を入れていない」店を取り上げるのもどうかと思ったのだが、やきとりよりも手羽先の唐揚げや手羽餃子がセールスポイントの「やきとり屋」も世の中にはあるような気がする。

 それ以上に、中島さんのお話があまりに興味深かったので、[番外]として紹介させてもらうことにした。飲食店だけでなく、あらゆる企業の経営者、経営幹部、そして管理職に役立つ内容だと思う。