もうすぐ2016年も終わり。大掃除のタイミングは、家庭内にあるデジタル機器や家電の交換にもピッタリだ。今回の特集では、この時期、買い替えを検討したいデジタル機器について、購入のポイントや注目製品を解説する。

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(C)taa / PIXTA(ピクスタ)

 ここ1~2年ほどで、4Kテレビの普及がかなり進んでいる。GfKジャパンの調べによると、2016年上半期の薄型テレビ販売台数は前年比26%減の240万台となったものの、4Kテレビは同年前期比の約2.1倍となる約43万台に伸長。薄型テレビ全体に占める4Kテレビの構成比は数量ベースで約18%、金額ベースでは約45%に達したという。

 最新の家電製品を取材・執筆する筆者にも、友人などから「今、4Kテレビを買ってもいいのか、買いどきなのか」という問い合わせがたまに来る。買いどきかそうでないかという意味では、間違いなく「買い」だと断言できる。

「アナログ停波」前後やそれ以前に買った人は買って損なし

 テレビの買い換えサイクルは一般には7~8年だが、今のテレビを5年以上使っている人にはあえて早めの買い替えをお勧めしたい。ズバリ、アナログ停波前後、「家電エコポイント制度」でブラウン管テレビから薄型テレビに買い替えた人だ。そのころにとりあえず映ればいいからと32インチ程度のテレビを買ったとしたら、この5年でのテレビの進化は著しい。

 この2、3年にテレビを買い替えた人でも、画質に不満があれば買い替えを検討する価値がある。というのも、アナログ停波前後に薄型テレビが爆発的に売れて「需要の先食い」をしてしまったことから、その後一気にテレビの価格下落が進んだ。そのため、価格がかなり安くなった大型テレビに既に買い替えたという人もいることだろう。しかしその大型テレビがフルハイビジョンテレビで、その画質に不満を持ち始めているというのであれば、4Kテレビに買い替えるといい。

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2011年のアナログ停波の際には、キャラクター「地デジカ」を使ったキャンペーンや「家電エコポイント制度」が大々的に展開された。このタイミングでテレビを買い替えた人は多いはず(撮影/大河原克行)

画質が大幅に進化、価格もこなれてきた

 なぜ4Kテレビがそこまで買いなのかというと、1つは2011年の登場から5年が経過し、価格がこなれてきたことが挙げられる。40インチクラスの4Kテレビなら、既に10万円を切っているモデルもある。32インチや37インチクラスのテレビを使用している人は、40インチ、50インチクラスの大型テレビに買い替えるチャンスだ。

 画質面でも大幅に進化している。まず4Kテレビ(解像度は3840×2160ドット)はフルハイビジョンテレビ(同1920×1080ドット)の4倍の解像度を実現しており、アナログ停波時代の32インチテレビ(同1366×768ドット)と比べるとさらに約2倍、つまり当時の32インチテレビの約8倍ほどの高解像度になっている。

 4Kテレビには、フルハイビジョン時代から培った「超解像技術」が搭載されており、4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)などの「4Kネイティブ映像」(4K画質で撮影・記録された4K解像度の映像)だけでなく、フルハイビジョン映像からDVDの映像まで高画質化して表示してくれる。つまり4Kブルーレイや4K放送を視聴できる環境がなくても、通常の地上デジタル放送などを視聴するだけで、その高画質を十分に堪能できるのだ。

【買い替えをお勧めするのはこんな人】

 ○5年以上前、アナログ停波前後にテレビを買った人
 ○フルハイビジョンのテレビの画質に不満がある人

【次ページ以降の内容】

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