再開発が進む東京の中でも、ここ10数年の変化が大きいのが東京駅丸ノ内側。大手町、丸の内、有楽町の“大丸有”と呼ばれるエリアだ。

 このエリアでは2002年に都市再生緊急整備地域の指定を受けて以降、超高層ビルを中心にした再開発が加速。一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会のウェブサイトによると、区域面積約120haに106棟(建設予定も含む)のビルがあり、そのうちの30棟、つまり3分の1弱はここ10数年ほどで建て替えられている。年によっては2~3棟の新しい高層ビルが誕生してきたわけで、街の風景が大きく変わったと感じるのは当然だろう。

 そんななか、2016年8月には三菱地所が大きな開発計画を発表した。東京駅日本橋口の真正面、永代通りに面した約3ha、丸ビルの3倍もの土地に、390メートルと日本一の高さになる超高層ビル1棟を含む4棟を建設するというのだ。現在、日本で最も高いビルは2014年3月に開業したあべのハルカスの300メートル(60階)なので、それを一気に超すわけだ。

東京駅日本橋口の真正面、永代通りに面した約3haの土地に390メートルと日本一の高さになる超高層ビル1棟を含む4棟を建設する
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常盤橋街区の開発エリア
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 しかも、4棟で合計68万平米のスペースとなると、東京ドーム15個分。1年間に東京で供給されるビルスペースの7割にも相当する。完成予定は10年後の2027年度。各地で再開発がラッシュといえるほど相次いでいる都心でもトップレベルの立地、規模、建設期間の長さなのだ。

4棟で合計68万平米、東京ドーム約15個分のスペースが生まれる
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