体温が1度下がると免疫力が37%低下

大阪府立大学名誉教授
清水教永氏

 大阪府立大学名誉教授の清水教永氏が、TREND EXPO TOKYO 2016に登壇。「健康体温36.5度の生活術」と題して講演を行った。

 まず「日本人の平均体温は36.5度からプラスマイナス0.34度とされていますが、現在では赤ちゃんからお年寄りまで36度以下(腋下温)という低体温人が増えています」と指摘。健康を維持するための理想的な体温は36.5度、脳や内臓のある深部体温は37.2度くらいとされていると述べた。

   こうした低体温の原因について、清水氏は運動不足による筋量の不足や食生活の乱れ、過酷なダイエットなどを挙げた。

   体温がたった1度下がっただけで免疫力が37%、基礎代謝が12%、体内酵素の働きが50%低下すると説き、「体温は目に見える免疫力といえる」ことを強調した。

   低体温だと、血流の速度が遅くなることによる体内の酸素不足が、エネルギー生成のミトコンドリアへの酸素供給不足につながる。「低体温を克服するには、エネルギー生成をミトコンドリア系にシフトすること。身体を温めて血液循環をよくすることが大切です」と強く語った。

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適度な運動で筋肉を鍛えよう

 清水氏がすすめるのは、適度な運動で筋肉を鍛えることだ。低体温の改善には、最大酸素摂取量や最大心拍の50〜60%で約30〜40分の運動が望ましいと説明。これを週3〜5回、3カ月以上継続するように促した。

 続いて、人体から放射する遠赤外線を輻射する光電子®繊維の仕組みを解説。また、光電子®製品の継続的着用が身体を温めることによって生体に及ぼす効果についての検証実験を説明した。

 臨床実験ではこれまでに光電子®製品の着用経験がない健康な20〜40歳代の男女各30名、合計60名をそれぞれ無作為に15名ずつAとBの2つのグループに分け、外観では区別がつかない同じ色、同じ素材の比較用のシャツと光電子®を30日間、1日7時間以上着用したという。

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