各社から続々と登場するロボット。TREND EXPO TOKYO 2016の専門セッションでは、ロボットビジネスの最前線にいる3社が、日本におけるロボット市場の現状と、これから発展するカギを語り合った。参加したのは、DMM.comのロボット事業部長・岡本康広氏、ユカイ工学 CEO・青木俊介氏、そして、シャープの「ロボホン(RoBoHoN)」開発リーダー・景井美帆氏の3名だ。

 DMM.comで「DMM.make ROBOTS」というWebサイトを立ち上げ、ロボットの販売やロボット関連のクラウドサービスを提供している岡本氏は、「今、ロボットには大きく2つのトレンドがある」と語る。1つはロボットとの会話などに主眼をおいたコミュニケーションロボットのトレンド。もう1つは歩いたり、ダンスしたりするなど、ロボットの動きを楽しむトレンドだという。

 コミュニケーションロボット「BOCCO(ボッコ)」を手掛ける青木氏は、最近のトレンドについて「日本も海外も、ロボットを置くのはリビングです。日本ではアニメの影響で、人型ロボットと暮らすことへの憧れがある。一方の海外では、家具、インテリアとの調和が求められている。そのため、移動や歩行を前提としない、デスクトップ型が主流となっているのでは」と分析した。

 岡本氏と青木氏の分析から、日本では会話できるコミュニケーション機能を備えた、人型のロボットが主流となっている理由が分かる。これは世界と比較しても顕著な差異だという。

岡本康広氏
DMM.com ロボット事業部 事業部長
青木俊介氏
ユカイ工学 CEO