完全な自動運転=「レベル4」のクルマを目指して世界中で開発が進み、バスやタクシーなど公共交通機関による実証実験も行われている。とはいえ海外に比べて、日本は後れを取っている感が否めない。では、実際にいま、日本のドライバーが使える自動運転はどんなものなのだろう?

 自動車の完全自動運転を目指し、各社が精力的に開発を進めるなか、先進運転支援機能という名前で自動運転の技術がすでに市販車に盛り込まれている。「いまさら聞けない自動運転の「定義」とは?」で解説した通り、日産のミニバン「セレナ」に搭載された「プロパイロット」以外の国産車に装備されているのは、基本的に自動運転の「レベル1」の自動運転技術だ。ただし2017年以降、海外のメーカーも含めて、幅広い自動運転技術が市販車に盛り込まれようとしている。

 具体的に理解するため、現在日本で市販されているクルマについて、先進安全運転支援機能とその特徴を、日本メーカーと海外メーカーに分けて解説したい。まずは富士重工業の「アイサイト」と日産の「プロパイロット」という、2社の技術について。