(写真:陶山 勉、以下同)

 東京急行電鉄と伊豆急行は、11月17日、観光列車「THE ROYAL EXPRESS(ザ・ロイヤルエクスプレス)」を2017年7月から運行すると発表した。

 運行区間はJR横浜駅から伊豆急下田駅間で、約3時間で伊豆半島を走っていくリゾート列車だ。車両は古い車体をリニューアルし、デザインは工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が手掛ける。水戸岡氏は、豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」や「或る列車」をはじめとした九州旅客鉄道(JR九州)のユニークで観光の目玉となる列車を、30年にわたってデザインしてきた。最近では九州地域以外にも、しなの鉄道や富士急行の列車デザインなども行っている。

結婚式などに使えるイベント車両も

 今回のTHE ROYAL EXPRESSは8両編成と観光列車としては長めで、定員は約100人だ。ななつ星in九州が7両で30人、或る列車が2両で38人で、格段に多い。先頭の1号車は子どもが遊べるスペースを置き、1~2号車は家族連れやスタンダードな席となる。一方、8号車はライブラリーを置き、ゆったりした展望スペースを設けるなど、プレミアムな席にする予定だ。また3号車はマルチスペースとして、展示会や結婚式などが行えるような車両にする。キッチンを備えた食堂車では、寿司職人がすしをふるまうこともアイデアにあるようだ。

 料金は運賃や食事、飲み物代を含めて、1人2~3万円程度を想定しているという。利用する車両によって、2つのコースを用意する予定だ。

プレミアム向けの食堂車では、寿司職人がすしをふるまうアイデアも(発表用スライドは©ドーンデザイン研究所、以下同)