3カ月で会費45万円の英会話。1カ月以内なら無条件返金に応じるのは自信の表れだ。TOEICスコア300点アップは当たり前。理論に裏付けされた指導法が口コミで広がっている。

(日経ビジネス2017年6月5日号より転載)

完全マンツーマンで90分のトレーニングを週2回。毎日トレーナーからLINEでメッセージが届き学習成果を報告するという英語の“ジム”(写真/吉成 大輔)

 マンツーマンの英会話レッスンで、「パーソナルトレーナー」と呼ぶ講師の女性が取り出したのは意外なアイテムだった。

 「この入浴剤、すごく良いので使ってください」。受講生が状況をのみ込めずにいると、講師はこう続けた。「お風呂に入るのが好きだと前に言っていたから。それから、一緒にこれを持ってお風呂に入ってくださいね」。取り出したのは、水に濡れても破れたりしないように加工された英単語帳だった。

 これは、教育ベンチャーである恵学社が展開する英語ジム「イングリッシュカンパニー」の一コマである。

 コースは90日間の短期集中型のみで、全てマンツーマン。会費はなんと45万円だ。90日で525点が810点、60日で785点が935点──。冒頭のような独特の仕掛けで受講者のTOEICのスコアが次々に上がったことが口コミで広まり、高額にもかかわらず会員数がうなぎのぼりで増えている。

 ジムだけに教室をスタジオと呼ぶ。その数は2015年の開校以来、8カ所まで増えた(17年5月時点)。受講希望をさばき切れず、スタジオによっては順番待ちの状態だ。17年3月期の売上高は6億9000万円。1年で約2倍に伸ばした。

四半期ごとの延べ会員数の推移。口コミで会員はうなぎのぼり