「あわび炊込みごはんの素」(信玄食品)は、炊飯器であわびの入った炊き込みご飯を手軽に作ることができる山梨県の名産品だ。山梨県には海はないのに、「あわびが名産?」と違和感を覚える人も多いかもしれない。だが、あわびなどの煮貝は戦国時代から山梨県一帯、甲州の名産品である。

 あわびは戦国武将の武田信玄も好んで食べたといわれている。とはいえ、戦国時代は生のままあわびを運ぶことはできない。あわびなどの煮貝は、駿河湾で捕れたものを煮込んでからタレに漬け込んだ状態で馬の背中に積んで甲州まで輸送していた。馬の体温と漬け込んだタルの中の揺れで、ちょうどいい具合に味が染みて、甲州に着くころには味わい深いものになっていたという。

 さすがに「あわび炊込みごはんの素」に入っているあわびは駿河湾で捕れたものではなく、海外産のものが使われている。だが、醤油ベースのタレに漬け込まれた味付けは山梨ならではのものとなっている。

今回のご飯のお供「あわび炊込みごはんの素」
山梨県甲州市の信玄食品が販売する「あわび炊込みごはんの素」。山梨県の伝統的な煮貝のあわびを炊き込みご飯として手軽に楽しむことができる。パッケージの中には、醤油ベースのタレに筍と舞茸が入ったパックと、あわびのパックの2つが入っており、タレのパックは270g、あわびは40gとなっている。信玄食品のホームページから取り寄せることもできる
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購入した場所「富士の国やまなし館」
【営業時間】11時~19時30分(定休日:年末年始)
【場所】東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル1F
【TEL】03-3241-3776
【ホームページ】https://www.yamanashi-kankou.jp/tokyo/
JR東京駅・八重洲北口から徒歩4分、東京メトロ/東京都交通局・日本橋駅から徒歩2分
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 「あわび炊込みごはんの素」は、醤油ベースのタレに筍と舞茸が入ったパックと、あわびのスライスが入ったパックに分かれている。タレのパックを2合のといだお米に加えて、ご飯と一緒に炊き込む。炊きあがったら、あわびのパックを入れてよく混ぜれば完成だ。手間なく本格的なあわびの入った炊き込みご飯ができる。

 メーカーの信玄食品のホームページから取り寄せることもできるが、今回は東京・日本橋にある「富士の国やまなし館」で購入した。実売価格は1620円(税込み)。富士の国やまなし館では、ほかにも山梨産のワインや果物の販売、観光案内なども行っている。2階にはレストラン「Y-wine」があり、山梨のワインや山梨の食材を利用したイタリア料理をじっくり味わえる。

炊飯器で炊き込むことで、醤油ベースのタレがご飯にしっかり染みこんで味わい深いものになっている
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富士の国やまなし館は、山梨県の名産品を1000種類近く取り扱っている
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