お米のプロが太鼓判を押す9銘柄

 米のヒット甲子園2016で最終審査会にノミネートされた9銘柄は下記の通りだ。

最終審査にノミネートされた9銘柄
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蛇紋岩こしひかり
提供/いづよね
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JA新砂川 特別栽培米ゆめぴりか
提供/いづよね
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銀河のしずく
提供/小池精米店
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銀の朏(みかづき)
提供/小池精米店
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特別栽培米つや姫
提供/吉田屋
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朱鷺と暮らす郷
提供/木村精米店
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さがびより
提供/古谷米穀店
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匝瑳の舞
提供/長谷川多作商店
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特別栽培米プレミアふくまる
提供/いづよね
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 品種としては「蛇紋岩こしひかり」と「朱鷺と暮らす郷」が同じコシヒカリなので、9銘柄8品種の戦いとなる。

 五ツ星お米マイスターが太鼓判を押すだけあって、9銘柄すべてがおいしいのは間違いない。アンケートで最も多く表を集めたのは「つや姫」。コシヒカリを凌ぐおいしさといわれるだけあって、期待が高まる。アンケートで二番手につけたのは「ゆめぴりか」。第1回の米のヒット甲子園では「ななつぼし」、第2回が「ふっくりんこ」と北海道の米が連続で受賞している。高評価を得ながら過去2回は受賞を逃した「ゆめぴりか」が三度目の正直で受賞となるか、知名度ナンバーワンのコシヒカリがここでも強さを見せるのか、大粒で個性が光る「銀の朏」や「ふくまる」、今年デビューの「銀河のしずく」にも注目したい。

【審査概要】
 味覚審査は9銘柄を3グループに分けて行った。第1グループは「蛇紋岩こしひかり」「ゆめぴりか」「銀河のしずく」、第2グループは「銀の朏」「つや姫」「朱鷺と暮らす郷」、第3グループは「さがびより」「匝瑳の舞」「ふくまる」。ブランド名を伏せた状態で7人の審査委員に「硬さ」と「粘り」を評価してもらった。

 審査時間は1グループあたり10分間。2016年度産の新潟県・魚沼産「コシヒカリ」を基準米とし、審査対象の3銘柄+基準米の4種類を食べ比べてもらう。硬さと粘りは基準米を「5」とし、それより硬いか軟らかいか、もっちりしているか、あっさりしているかを10段階で評価した。
審査員にはグループ(審査米3銘柄と基準米)ごとにお米が提供された
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 お米は推薦してくれた五ツ星お米マイスターの店から取り寄せ、公平を期すため同条件で精米・洗米・炊飯した。洗米は、とぐ人によるばらつきを抑えるため、洗米機を使用。あらかじめ決めた速度で同回数ハンドルを回し、3回洗米、4回すすぎを行った。洗米時に使用する水の量と種類(浄水/水道水)までそろえた。
洗米機を使って、とぎ方の個人差をなくした
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 炊くときの水加減は、品種により洗米時の吸水量が違うことを考慮したうえで、事前テストにより最適な加水量を検討。米600gに対し水の量は780ccに統一した。

 炊飯に使用したのは、象印マホービンの最新圧力IH炊飯ジャー「南部鉄器 極め羽釜 NW-AS10」。グループごとに洗米、炊飯のタイミングを合わせ、「白米」「ふつう」モードで約60分かけて炊きあげ、炊飯が終わったらしゃもじを立て4等分に切り分け、鍋肌に沿ってほぐしてからおひつに移した。布巾をかけ10分放熱してから審査員が試食した。
炊飯に使用した「南部鉄器 極め羽釜 NW-AS10」。象印マホービンの最上位モデルだ
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炊き上がった米は、おひつに移して10分間放熱してから審査員に供された
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 審査員は、各銘柄を「もっちり-あっさり」「軟らかい-硬い」という2つの軸で、基準米となる魚沼産コシヒカリとの差を比較した。この結果と、審査員がそれぞれに感じた味や食感などを考慮しつつ、今一番食べてほしいお米として、米のヒット甲子園2016の大賞受賞米を決定する。
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審査は各銘柄を「もっちり-あっさり」「軟らかい-硬い」の2つの軸で評価。基準米を中心に置いた場合の相対評価を各自が評価シートに記入した