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 ポケモンGOや「消えるSNS」など、スマホアプリの新しいトレンドを3人の専門家が解説する座談会。最終回では、2017年以降のヒット予測や市場の未来について熱く語ってもらった。

【「急成長スマホアプリ」座談会の内容】

(1)ポケモンGOのブームは長続きするのか?
(2)グーグル検索は「インスタ検索」に脅かされる?
(3)若者はフェイスブックよりも「消えるSNS」に夢中
(4)2017年にヒットするスマホアプリとは? ←今回はココ!



スタバのアプリに注目する理由

――2016年後半や2017年のスマホアプリはどう変わっていくと思いますか?

滝澤琢人氏(以下、滝澤): 弊社は「アプリ市場に参入したい」と考えている企業から相談を受ける機会が多いのですが、最近は相談を受ける企業の業種に変化が出ていると感じています。

 具体的に言うと、アプリを出す企業といえば、これまではIT系の企業がほとんどでしたが、最近になってBtoCサービスを手がける一般企業も本格的に参入し始めているという印象を受けています。

鶴谷智洋氏(以下、鶴谷): そういえば、スターバックスやイオンがアプリを出しましたよね。

滝澤: スターバックス ジャパンの公式アプリは、日本でも今年の5月にやっとリリースされましたね。

 米国では、スタバのアプリはファンなら必携です。事前注文や決済にも対応し、店頭で待たずにコーヒーを受け取れます。スターバックスにとっては「客を待たせないためのアプリ」という側面もあるため、米国では「アプリ経由での売り上げを○○%以上にする」という経営目標を立てるほど会社全体で積極的に動いています。

 一方、日本のスターバックスは米国と戦略が異なるようで、コーヒーを注文してから出来上がってくるまでの待ち時間(=体験)も重要な商品のひとつとして打ち出しています。そのため、これまでスマホアプリにはあまり積極的ではなかったように思います。しかし、そういったなかで日本でもようやくアプリが登場したという流れになります。

 僕としては、こういった企業がそろそろ2016年頃から本格的にアプリに参入してくるのかなと見ています。「この会社もアプリを出してきたか!」みたいな流れになることを期待していますよ。

日本のスターバックスアプリでは、商品情報をチェックしたり店舗を検索したりできる。スターバックスカードを登録すればレジでの支払いも可能だ
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座談会に参加したApp Annieリージョナルディレクター 日本・韓国担当の滝澤琢人氏、アプリマーケティング研究所代表の鶴谷智洋氏、アプリビジネス エヴァンジェリストの竹林拓氏
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【次ページ以降の内容】

●JR東日本アプリがスゴい理由
●「言葉がいらない」アプリがはやる
●近未来アプリの実例とは
●今までとは違うプロモーションが必須