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 ポケモンGOの衝撃や2016年の新トレンドを分析してきた「急成長スマホアプリ」座談会。第3回のテーマは、ツイッターやフェイスブック、LINEに取って代わる存在として、日本でも急成長しつつある「Snapchat(スナップチャット)」と「SNOW(スノー)」についてだ。

座談会に参加した、左からApp Annie リージョナルディレクター 日本・韓国担当の滝澤琢人氏、アプリマーケティング研究所代表の鶴谷智洋氏、アプリビジネス エヴァンジェリストの竹林拓氏
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【「急成長スマホアプリ」座談会の内容】

(1)ポケモンGOのブームは長続きするのか?
(2)グーグル検索は「インスタ検索」に脅かされる?
(3)若者はフェイスブックよりも「消えるSNS」に夢中 ←今回はココ!
(4)2017年にヒットするスマホアプリとは?(9月1日公開)



「ニキビ顔を安心して送れる」SNSが人気に

――前回の「グーグル検索は『インスタ検索』に脅かされる?」で「今、注目のSNS」として挙げてもらったスナップチャットやスノーですが、どういった特徴があるのでしょうか。

滝澤琢人氏(以下、滝澤): まず、どちらのアプリも自撮り写真・動画を加工するための多彩なフィルターを備えており、その写真を家族や友人へ送れます。

 この機能だけ見ればごく普通のSNSアプリとそれほど変わらないのですが、大きく違うのは、投稿したメッセージや写真、動画が自動で「消える」ということ。時間や閲覧した回数など、一定期間で自動的に消滅する機能を搭載しているんです。そのため、「消えるSNS」とか「エフェメラル(はかない、短命な)SNS」とも呼ばれています。これが日本の若者の間でも人気を博しつつあります。

消えるSNSの代表格である「スナップチャット」(左)と「スノー」(右)。どちらも写真撮影のフィルターに優れているほか、投稿は一定時間で消滅するのが特徴だ
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鶴谷智洋氏(以下、鶴谷): スナップチャットやスノーに関しては僕も気になっていたので、大学生にいろいろ聞いてみたんです。すると、スナップチャットはすごく仲のいい友達と、どうでもいい日常の写真や動画をシェアしているようです。

 例えば変顔だったり、「最悪〜、ニキビできた〜」とかいってすっぴん写真を送ったりする、とか…。

――ニキビ……ですか(苦笑)。

鶴谷: 例えば、こういった変顔やすっぴん顔を、LINEで友人たちに送ってしまうと、あとで恋愛などのトラブルがあったときなんかに、誰かが保存していたその写真がLINEのグループに投下されちゃうんですよ。

竹林拓氏(以下、竹林): うわっ、怖い! 闇だなぁ(笑)。

鶴谷: でも、スナップチャットなら自動で写真や動画が消えますから、後からさかのぼって別の人に送ったりできないわけです。そういった安心感があるから、気軽に自分の生の姿を送れるみたいですよ。

【次ページ以降の内容】

●日本で伸びている「スノー」の使い方は?
●ヒットしているのはなぜか?
●ツイッターやLINEレベルまで伸びるのか
●スナップチャットが日本でも普及する可能性は……