東京ゲームショウ 2016会場のVRコーナーでは、国内外から大小取り混ぜたさまざまな企業がブースを出展しており、VRゴーグルのハードウエアからVRコンテンツ、コントローラーをはじめとする周辺機器などバラエティー豊かだった。そのなかでも奈津子さんが「ビジネスとして面白いかも」と感じたのが、ポケット・クエリーズが出展していた『Virtual Lesson』だった。

ポケット・クエリーズのブース
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 『Virtual Lesson』は、同社が開発したVRコンテンツの制作・配信をプログラムレスで行うためのフレームワーク「iVoRi(アイヴォリィ)」を基に開発したもの。Excelでシナリオを作り、3Dモデルを含む映像素材を用意するだけでだけで、簡単にVR空間上にストーリーのあるコンテンツを制作・配信できるとのことだ。

 『Virtual Lesson』では、外国人向けの日本語学習をイメージしたVRコンテンツをデモしていた。

台湾HTCのHTC Viveを利用してデモを行っていた
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 「『VRで語学学習』という大きな旗を掲げているところに本気度を感じました。新宿の街で会話しながら学習するというシーンもありました。実際の街を体験できたら、記憶に残りやすいと思います。それに楽しいと感じたときが一番記憶力がアップするらしいので、そういう意味ではVRの特性を学習に結びつけたのはすばらしいことだと思いました。これで発音をしっかりと細かくチェックしてくれたり、AI(人工知能)を使って自分に合ったプログラムを用意してくれたりするのであれば、英会話スクールに通うよりいいんじゃないでしょうか。自分のペースでできるし、とてもいい発想だと思いました」

『Virtual Lesson』のデモ画面
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 英会話学習にはスクールでのグループ学習や個人レッスン、さらにはSkypeなどを利用したオンラインレッスンなどもあるが、社会人にとっては時間を作って予約したり、学校まで行ったりするのは決して楽ではない。さらにグループ学習の場合は自分の学習進捗状況とスクールでの進捗状況が合わない場合もある。オンライン学習でも、先生の教え方と自分が学びたいやり方が合わないという可能性もあるだろう。

 「今回は日本語学習だから新宿の街でしたけど、ニューヨークの街で英語を覚えるとなったらロマンチックですよね。そこで現地のアメリカ人に道を聞かれて答えるというシチュエーションになったら、より頭に入りやすいと思います」

新宿の街でレッスンするという場面もあった
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