このところずっとIntelの後塵を拝してきたAMD。かつては肩を並べて競っていた時期もあったが、ここ数年はIntel一強の時代が続いていた。そんなAMDがこの春投入したのが「Ryzen(ライゼン)」だ。今回は、いち早くRyzenを搭載したマウスコンピューターの「NEXTGEAR-MICRO am540 シリーズ」の仕様をチェックしつつ、Ryzenの実力をテストしてみた。(価格、仕様など、内容は掲載日時点のものとなります)

 前回の記事「(1)注目のCPU「Ryzen」搭載の高性能デスクトップ」では、「Ryzen」を取り巻くCPUの最新動向を見ながら、「NEXTGEAR-MICRO am540SA1-SP(以下、NG-am540SA1-SP)」のスペックをじっくり分析した。今回も引き続き、NG-am540SA1-SPの仕様を確認しながら、実際にCPUをテストした結果を見ていこう。

 グラフィックスボードは「GeForce GTX 1060」(NVIDIA)を搭載する。最新世代のミドルクラスに位置しながら「VR Ready」と呼ばれる、NVIDIAが提唱するバーチャルリアリティー(VR)の性能条件を満たしている。ハイエンドクラスのグラフィックスボードに迫る性能を持つと考えてよい。

 「Vive」(HTC)や「Rift」(Oculus)といったVR用ヘッドマウントディスプレイを別途用意すれば、VRゲームやVRコンテンツも楽しめる。もちろん3Dグラフィックスの描画性能も高く、最新ゲームも問題なく動かせる。試しにレーシングゲーム「F1 2016」(ユービーアイソフト)を、フルHDの解像度でグラフィクスのプリセット設定を「超高」にし、なおかつベンチマーク・モードという処理的には厳しい条件で動かしたにもかかわらず、描画枚数は平均64枚/秒、最大82枚/秒、最低51枚/秒で、文句の付けようがない結果だった。実際、かなり快適に動作した。

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