ウルトラブックの登場以降、ノートパソコンは一段と「軽量・薄型」時代に突入した。モバイルノートにおいては、厚さが20mm以下の超薄型モデルが珍しい存在ではなくなっている。気軽に持ち歩けるパソコンの選択肢が増えたことは、とても喜ばしいことだ。

 とはいえ、不満がないわけではない。本体が薄さや軽さを追求すると、性能が貧弱だったり、インターフェースが最小限だったり、一部の装備や機能を諦めざるを得ないモデルも多い。

 今回レビューする富士通の「LIFEBOOK UH75/B1」は、2017年春モデルで登場し、13.3型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量というモバイルノートだ(注・約761gのピクトブラックモデルが、13.3型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量。サテンレッドモデルは約764g。2017年2月22日現在、富士通調べ)。

1月に発表され、2月から発売されている「LIFEBOOK UH75/B1」(写真はサテンレッドモデル)。中身の入っていないサンプルかと思うほどの軽さが特徴。2017年6月下旬時点の実勢価格は16万5000円前後だ
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 LIFEBOOK UH75/B1は、13.3型クラスのモバイルノートでは驚異的な軽さを実現したモデル。しかも厚さは15.5mmという極薄設計だ。マグネシウムリチウム合金素材を採用して軽量化と小型化を図るなど、極限まで携帯性を追求しながら有線LAN端子まで装備しているというこだわりぶり。富士通が技術の粋を尽くしたモデルで、かねてより内部の構造が気になっていた。今回は、LIFEBOOK UH75/B1(サテンレッドモデル)を分解して軽さの秘密を追求する。

 さて、分解を始める前に、LIFEBOOK UH75/B1の主な仕様を確認しておこう。

 まずは基本性能。CPUにはCore i5-7200Uを採用しており、メモリーはDDR4の4GB、ストレージはSSDで128GBとなっている。またディスプレーは1920×1080ドット表示の13.3型液晶(タッチ非対応)で、グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 620となっている。パフォーマンスは標準的なモバイルノートのレベルだ。

 なお、このモデルは量販店で販売されている店頭モデル。OSはWindows 10 Home(64ビット版)で、Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスがプリインストールされている。

パフォーマンスを計測する「CINEBENCH」ベンチマークテストの結果。Core i5-7200Uを搭載したモバイルノートとしては一般的なレベルだ
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こちらはストレージの性能を計測する「CrystalDiskMark」の結果。SSDを搭載するため、読み込み、書き込みともにHDDより格段に速く、起動時間も約10秒程度と快適
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 富士通が運営する直販サイト「富士通WEB MART」では、仕様を変更できるカスタムメイドモデルも用意する。CPUにCore i7-7500Uを選択でき、メモリーは最大12GBまで増やせる。ストレージも256GBや512GBのSSDが選べるので、仕様にこだわるならカスタムメイドモデルをチェックしておきたい。