「ホリプロ保育園」えんちょーこと、安田美香です。いよいよ2017年も終わろうとしています。あなたにとってどんな1年でしたか?「このトレンド、実は子育てに役立つんじゃない? 」という新たな驚きと発見を探しに街へ飛び出し、様々なトレンドグッズ、サービスを試してきましたが、今回は総集編! 4月から12月までに取り上げた商品・サービスで、子育てに役に立ったり、良い影響を与えてくれたモノやサービスのベスト3を安田が選びました。

第1位…スイトル

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 「スイトル」は世界初の水洗いクリーナーヘッド。掃除機の先に取り付けるだけで、カーペットにこぼしたコーヒーや食べこぼしなどをキレイにできる、魔法のような製品です。2017年4月に家電ベンチャーのシリウスが発売し、11月末現在でメーカー出荷台数4万台を記録。12月には、スイトルの技術を考案した川本栄一氏が、2017年「第16回日本イノベーター大賞」優秀賞を受賞しています。子育て世帯を狙った商品ではないのですが、取材をきっかけに商品を知りました。今、わが家でも大活躍してくれています。

 ノズルの先から水を噴射しながら水の力で汚れを落とし、同時にその汚れた水を吸い取ることができます。カーペットにこぼしたコーヒーのシミも、ご覧の通り! ノズルが通ったところだけ、キレイになっているのが分かります。使ったのは水だけ。驚きの洗浄力です!

コーヒーのシミもあっという間に取れました
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 逆噴射ターボファンユニットで吸引とは逆向きの風を起こして空気の壁を作り、ホースとの接続部に逆流防止弁を付けているので、吸い込んだ汚水が掃除機本体に入ることはありません。この技術は、日本、中国、米国で特許取得済みとのこと。

 子どもが味噌汁をカーペットにこぼす、オレンジジュースをソファーにこぼす。そんな悲鳴を上げたくなるようなハプニングが、子育てをしていると毎日のように発生します。子どもの食べこぼしの汚れに悩まされてきましたが、その悩みを一気に解消してくれた画期的商品です。

 ここまで評価が高くなった理由は、牛乳の臭いが取れるという点に感動したから。子どもがこぼした牛乳は、汚れは取れても、臭いが残ってしまうもの。特に夏場は臭います。でも、スイトルを丁寧に2度掛けすると臭いまで取ることができるので重宝しています。購入者には、子育て中の人だけでなく、介護をしている人、ペットを飼っている人も多いんだそう。カーペットや布製ソファーなど、今まで洗うことができなかったものを部分的に水洗いできるので、非常に便利です。清掃業者やホテルがプロユースとして購入が多いのもうなづけます。

 取材中に印象的だったのが、考案者・川本栄一氏のお母様のエピソード。工場に勤務していた川本氏の母親は、女性ながら機械のメンテナンスが得意な人だったそうです。そんな機械好きの母の背中を見て育った川本氏は、幼いころから機械に興味を持ち、中古の車を分解してまた組み直して楽しむ若者だったとか。日本ハムのセールスマンとして働いていましたが、「発明家になりたい!」と50代の半ばで一念発起して早期退職し、約20年かけてスイトルを生み出しました。

 わが家には小学1年生の息子がいるのですが、ダンボールでロボットを作ったりと、日々、意味不明な工作物を作り出しています。母親から見ると、「なんでこんなものをこだわって作るんだろう」と不思議でなりませんでした。でも、「川本さんのお母さまはきっと、子どもの発明の芽を摘まずに大事にされたんだろうな」と思い、私も一緒に手を動かしてみるようになりました。考えながら手を動かしていくうちに、生まれてくるものがある。好きなことをやり続けた先に、日本のものづくりを引っ張る製品が生まれる。それを取材で目の当たりにしてから、息子への接し方まで変わった気がします。

シリウスの亀井隆平社長と
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