「トレンド先取り! ヒットアラート」では発売直後の売れ行きが好調なもの、これからヒットしそうなものを編集部が厳選! 「市場分析」「商品開発」「コミュニケーション」といったマーケティングの観点から分析する。

 今年に入って製薬各社から“物忘れ改善薬”をうたう商品続々と発売されている。これまで「記憶力をサポートする」サプリメントや機能性表示食品は市場にあったが、第3類医薬品として薬局やドラッグストアで販売されるのは初めてだ。

 発売のきっかけは、2015年12月に厚生労働省が特定の生薬に物忘れ改善の効果があるという“お墨付き”を与えたことだ。「これまで風邪や去痰の煎じ薬として認可されていたイトヒメハギという植物の根を乾燥させた生薬の『オンジ』が、近年の研究によって中年期の物忘れの改善に効能があることが明らかになった」(厚生労働省厚生労働省医薬・生活衛生局担当者)ことからオンジを使った医薬品が開発できるようになった。

 医薬品が加わることで、サプリメントを含めた「物忘れ・記憶力改善」市場はどのように変わっていくのか。物忘れ改善薬を発売したロート製薬と小林製薬、そして記憶力を維持する機能性表示食品を扱うアサヒグループ食品に話を聞いた。

次のページから「物忘れ改善薬」市場を分析
■【小林製薬】「小容量でトライアルを増やす」
■【ロート製薬】「年齢ではなくライフスタイルに合わせた訴求が必要」
■【アサヒグループ食品】「医薬品の登場でサプリメントへの興味が拡大」