素直にカッコイイと思えるデザインを

井下: 4つめの「デザインのドウシシャ」は、願望でもあるのですが、基本的にカッコイイもの、カワイイものを作ろうということです。

小口: デザインへのこだわりについては、この連載で意識高い系のひとつとして否定的に書いてきたのですが(笑)。

井下: あくまでも感覚的な話です。デザインが悪い必要性はないですから。カッコ悪いものは絶対に出すなよと言っています。ただ、会社としてデザインのガイドラインがあるわけではなく、個々のデザイナーが良いと思う、そして誰もが良いと思えるデザインを目安にしています。

小口: なるほど、理解しました。d-designの製品を拝見すると、すごくとがっているわけではなく、部屋に置いても違和感のないデザイン、ちょっとオシャレという印象を受けます。

井下: 奇をてらうようなデザインはやらないですね。

小口: これは個人的な感覚ですが、最近の自動車のデザインは凝りすぎてヘンな方向に行っている気がします。デザインを思想面で突き詰めた結果、その世界では評価されても一般には受け入れにくいものになっているのではと。意識高い系じゃなくて、普通の人や普通の部屋にちょうどいいデザインは大事ですね。