「蔦屋書店」と「能楽堂」でアートを満喫

 ショッピングだけでなく、本物のアートや文化を身近に体験できるのもギンザシックスの魅力のひとつ。なかでも、カルチュア・コンビニエンス・クラブが展開する「銀座 蔦屋書店」(6階)は、アートを身近に感じられる暮らしを提案し、“世界一のアート書店”をめざしている。

 まず印象的なのが、高さ6メートルの書架に囲まれた中央の吹き抜けスペース。日本建築の櫓をイメージして作られた空間で、天窓から自然光がふんだんに降り注ぎ、なんとも心地よい。アートと文化に特化したイベントが連日開催されるという。

 同店では、アートブックを中心に約6万冊の書籍と雑誌を販売。また、海外で「SUMO BOOK」と呼ばれるビッグブックをはじめとした大型本のコーナーを常設するほか、喜多川歌麿の春画を豪華な装丁で復刻した同店プロデュースのオリジナル書籍など、ここでしか手に入らないアート本がそろう。

日本建築の櫓をイメージした吹き抜けのイベントスペース「T-GALLERIA」。高さ6メートルの書架に囲まれた空間では、アートと文化を体感できるイベントが開催される
[画像のクリックで拡大表示]
併設のスターバックスでは、アートカタログを見ながらお酒を飲んだり、話題の「ナイトロ コールド ブリュー コーヒー」を味わったりできる
[画像のクリックで拡大表示]
400年続く刀匠一門による現代刀を中心に、日本刀を縮小した精巧なレプリカも購入できる。目貫などの小道具類、関連書籍も
[画像のクリックで拡大表示]

 歌舞伎座のある銀座に新たに誕生した伝統文化の発信拠点が、地下3階の「観世能楽堂」だ。能楽最大流派である観世流の活動拠点で、明治維新で土地を返上してから150年ぶりに銀座に戻ってくる。渋谷区松濤の能楽堂にあった檜舞台をそのまま移築。バリアフリー化に取り組み、480席ある座席も従来より広さを確保した。二十六世観世宗家の観世清和氏は「仕事帰りに気軽に能を楽しんでもらえるよう、開演時間を遅めに設定した平日公演も企画している」と、幅広い年齢層にアピールする。

150年ぶりに銀座に戻ることになった地下3階の「観世能楽堂」。渋谷区松濤にあった能舞台をそのまま移築。外国人観光客に対応し、多言語対応システムも導入する予定
[画像のクリックで拡大表示]
舞台はファッションショーや演劇などにも開放されるほか、災害発生時には帰宅困難者の一時滞在スペースとして利用される
[画像のクリックで拡大表示]
4階のエスカレーター横には、オープニングの吹き抜け空間を飾った草間彌生のポップアップストアが期間限定オープン
[画像のクリックで拡大表示]