ギンザシックスがある「クラブエリア」はピークが夜遅い

 時間帯の分析に続いて空間分析を試みた。銀座1~8丁目を所在する施設の傾向から3つのエリアに分けた。具体的には、1~2丁目を中心として高級ブランドのショップも多い「ハイブランドエリア」、銀座3~5丁目を中心に銀座三越、東急プラザ銀座などの大型商業施設が競う「中央エリア」、そして銀座6~8丁目を中心に高級クラブの看板が並ぶ「クラブエリア」の3エリアだ。下の地図では、平日の14時台と23時台の2つの地図で訪問者数を円の大きさで示した。125メートル四方を1つの円としている。

 まず平日の14時台を見ると、中央エリアを中心に人が集まっている様子が分かる。有楽町駅、東急プラザ銀座、銀座三越の周辺の円が大きく、人が集まっている様子が分かる。

銀座のエリア別訪問者数(平日14時台)※グレーはギンザシックス。以下同
[画像のクリックで拡大表示]

 それが23時台と夜更け近くになると7~8丁目のクラブエリアに人が集まる場所が移動している。

銀座のエリア別訪問者数(平日23時台)
[画像のクリックで拡大表示]

 1時間単位でエリア別の訪問者数を可視化したのが下のグラフだ。12時台と23時台を比べると、ハイブランドエリア、中央エリアは3~4割程度に落ち込むのに対し、クラブエリアだけ8%増と増えている。ひと口に銀座と言っても街の性格がエリアごとに違うことが如実に分かる。

銀座のエリア別訪問者数の推移(平日)
[画像のクリックで拡大表示]

 土日になると、日中に中央エリア中心に人が集まることは同様だが、夜になるとどのエリアも人が大幅に減少する。12時台と23時台を比べると、ハイブランドエリア、中央エリアは2割以下となり、クラブエリアでも4割となる。

銀座のエリア別訪問者数(土日12時台)
[画像のクリックで拡大表示]
銀座のエリア別訪問者数(土日23時台)
[画像のクリックで拡大表示]
銀座のエリア別訪問者数の推移(土日)
[画像のクリックで拡大表示]