プラチナチケットだったロイヤルがわずか4000円

 ゲストルームは2階から5階。「A個室」(1泊4000円から)と「2段ベッド」(1泊2500円から)の2クラス制で、5階は女性専用フロアとなっている。A個室といっても、簡易宿所なので鍵がかけられるわけではなく、あくまでも個室風。窓際に位置し、A個室「ロイヤル」で使われていたベッドとテーブル、ソファが設置されており、雰囲気はよく出ている。現役時代に付いていたトイレとシャワーはないものの、寝台料金が1万7000円も掛かるうえ、プラチナチケットだったロイヤルにわずか4000円で泊まれるのは割安感がある。

ゲストルームの入り口には車内にあったナンバープレートが掲げられている
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最高級個室「ロイヤル」の部材を再利用した「A個室」
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 2段ベッドには、原則としてB寝台のベッドが移設されている。こちらも雰囲気の再現度は高いが、よく見ると全てが本物でないことに気付く。例えば、ベッドのクッションは本物だが、ベッドの幅は現役時よりも10㎝広げられ、80㎝になっている。メーンターゲットに訪日外国人を据えており、そのままでは狭すぎると判断されたのだ。また寝具は現役時の薄い毛布ではなく、ふかふかの布団が提供される。壁にコンセントが用意されているのも現代風だ。

「2段ベッド」はB寝台風。主要な部材が再利用されている
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照明を落とした夜間の状態。夜汽車の雰囲気がよく出ている
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マットレスの奥の白い部分が、寝台幅を拡張した10㎝分。コンセントも設置されている
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寝具はペラペラの毛布ではなく、羽毛布団が提供される
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 また、一部のベッドには、A個室「ツインDX」のベッドが再利用されている。下段寝台を引き起こすとソファとして使えるのが特徴。泊まるだけのホステルでソファ状態にする必要があるかどうかはさておき、このギミックは鉄道車両ならではといえる。ちなみに2階の一番手前の区画は、2段ベッドでありながら、ツインデラックス時代のテーブルとソファも設置されており、当たればお値打ちだ。

A個室「ツインDX」を移設した区画。2段ベッドだが、下段がソファになっている
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ソファの背もたれを倒すとベッドになる
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