5GとHTML5の組み合わせで、ブラウザーゲームも十分遊べる環境に

――年頭所感の中で、これからスタートする5GとHTML5の組み合わせにより、ブラウザーゲームの可能性が広がると言及されましたが、これはブラウザーゲームに注力するということですか。

松田氏: それはちょっと趣旨が違います(笑)。HTML5ではネイティブアプリ並みに立派な3D表現もできるようになっていますし、通信環境が良くなって常時接続コストも下がってくれば、ブラウザーも有力なプラットフォームの一つとして再評価してもいいだろうということです。もちろん、ネイティブアプリにも引き続き注力していきますよ。

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――ブラウザーゲームのほうが開発費は安い?

松田氏: 必ずしもそんなことはないですね。ネイティブアプリは開発費がかかるからブラウザーゲームにシフトするといったことは考えていません。そもそもどういうゲームにしたいか、というデザイン設計が最初にあるべき話であって、作りたいゲームがどのプラットフォームに合うかを判断するわけです。ただ、通信環境が良くなって通信コストも下がれば、表現力も上がってくるから、ネイティブアプリに加えて、ブラウザーゲームも重要な選択肢の1つになる、という意味です。

――現在、AI(人工知能)が世の中では大きな話題になっていますが、2018年、気になっている技術やトレンドなどありますか?

松田氏: AIは、ゲームの中に使うだけとは限りません。開発工程にAIを活用してデバッグやゲーム解析ができないものか、といった取り組みはテーマとしてあります。ゲームそのものを面白くするためのAI活用も当然ありますが、これをしなさいという風に決めて動いているわけではありません。それに、AI以外にも注目している分野はいろいろとありますよ。話を聞きながら、面白そうだなと思った案件に投資を決めています。