「自宅のネット回線代も安くできますか?」

晋平: Androidの格安スマホに買い替えるときは、iPhoneからどうやってデータを移行すればいいんですか?

松村: iPhoneから新しいiPhoneにデータを移行するのはiTunesのバックアップからデータを移すだけで簡単ですが、Androidスマホに買い替えたら、iTunesのバックアップからデータを戻すことができません。自分の手でいちからデータ移行することになります。

 ただ、連絡先、予定、写真と動画については、無料で15GBのデータを保存できる「Googleドライブ」のバックアップ機能を使って移行すると簡単です。

 iPhoneにGoogleドライブのアプリをインストールして、Androidで使う予定のGoogleアカウントでログインすると、連絡先は「Googleコンタクト」、予定は「Googleカレンダー」、写真と動画は「Googleフォト」に、それぞれデータをバックアップできるんです。

 あとは、買い替えたAndroidでバックアップに使ったGoogleアカウントにログインすれば、バックアップしたデータが同期されて、データの移行が完了します。

 もしiPhoneに保存されている写真と動画の容量が15GB以上あったとしても、画質を抑える代わりに容量無制限で保存できるオプションを有効にすれば、すべての写真と動画をGoogleフォトに移行できます。

 ただし、テキストのメモやボイスメモ、他のアプリのデータなどは、各アプリの移行手順に従って作業するか、改めて手入力し直さなければなりません。

まゆみ: 私、データの移行をやりましたよ、それ。泣きました。うちのMacが古すぎて、iPhone 7と同期できなかったので自分の手で全部やりました。すごく大変でした。

晋平: 大げさやな(笑)。

まゆみ: これ(iPhone)に私の人生が詰まってるんです!

達也: iPhoneを格安SIMにするついでに、自宅のインターネット回線代も安くできたりしますか? 僕、外ではあまり動画とか見ないんで、音声のみの安いプランにして、自宅のWi-Fiルーターに一極集中させるとか。

松村: そういう方法もあります。SIMフリーのWi-Fiルーターが売っているので、データ使い放題のSIMをルーターに挿して、iPhoneは一番パケットの安い契約にしておくといいでしょう。動画はWi-Fi接続のときに見るようにして。

 ほかにも方法があります。格安SIMには、1つの契約でSIMを2〜3枚持てるものがあります。例えば、10GBの契約でSIMが2枚持てるものは、10GBを2枚で分け合って使えるんです。1枚をiPhoneに挿して、もう1枚をWi-Fiルーターに挿しておけば、スマホと自宅のデータ通信を1つにまとめることができます。

━━家のインターネット回線とスマホをセットにしている大手キャリアユーザーは、自宅も格安SIMに乗り換えることで、かなり節約できそうですね。

松村: その通りです。家であまりデータ通信をしない人は、3GBとか5GBの安い契約でいいですし、たくさん使う人は使い放題がいいでしょう。

 Wi-FiルーターにもSIMが2枚入るタイプがありますから、データ使い放題の安めのSIMと、スピードを重視したいときのSIMを2枚入れておくとか、いろいろと工夫できます。ちょっとの工夫で、スマホ代と自宅のインターネット回線代が半分とか4分の1まで減らせるんですから、絶対にお得だと思います。

(文/辛智恵、写真/シバタススム)